海外事業体での取組み

インドネシアにおける社会貢献

森林保全活動

アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は「Green with Daihatsu」プログラム※1の一環として、ウミガメの保護活動「Penyu Untuk Indonesia」を継続しつつ、環境負荷のさらなる削減と生物多様性保全を目指し、2023年より西ジャワ州環境局との協働のもと、キアラパユンにあるTaman Kehati森林の保全活動を実施しています。
保全活動では、森林伐採の抑制や持続可能な林業の推進、炭素固定に関する研究を目的とした植樹活動を行っています。さらに、大学や地元の中小企業(SME)とも連携し、生物多様性の重要性と持続可能な社会づくりへの理解拡大にも取り組んでいます。

※1 「Green with Daihatsu」プログラム:事業が環境に与える影響を認識し、次世代の為に豊かな環境を持続することを目的としてADMが実施している環境保全活動

タマン・ケハティ森林保護区にて、パラヒャンガン大学と
西ジャワ州環境庁との協力による植樹と生物多様性
ワークショップを開催

栄養満点料理コンテスト

ADMは「母の日」のイベントとして、支援対象である3村合同で「栄養満点の料理コンテスト」を開催しました。コンテスト参加者にはADMより、テレビ、冷蔵庫、ノートパソコンなどを景品として寄贈しました。
コンテストは単に料理の腕前を競うだけでなく、日々の食事における栄養の重要性啓発も目的としています。西ジャワ州カラワンのスカルユ村にある「カンプン·ベルセリ·アストラ(KBA)グユブ・ルクン」地域保健センターで開催されたコンテストには、地域の母親、地域医療サービスの関係者、栄養士が集まり、伝統的なレシピをおいしさを損なうことなく、より健康的にアレンジする工夫を披露しました。コンテストを通じて、地域で得られる持続可能な食材の活用方法や栄養価について重要な対話をすることができました。

西ジャワ州スカルユ村における母の日を祝う料理コンテスト

周辺住民への設備寄贈

ADMは地域社会の福祉が自社の成長にも不可欠であるという認識のもと、アストラテック財団との協力のもと、地域住民の生活の質を向上させるために必要な設備を寄贈する取組みを行っています。
2024年10月には、地域の活動支援用の業務用車両、教育用途のノートパソコン5台、教育用途のタブレット52台を寄贈しました。

工業高校へのCVT授業提供

ダイハツ·ドライブトレーン·マニュファクチュアリング·インドネシア(DDMI)は、地域の活性化および若い技術者育成のため、地元の工業高校にCVT(Continuously Variable Transmission、無段変速機)の構造や機能を解説する授業を提供しています。学校側からは、「モノづくりの前段階であるファンダメンタルな講義を含むカリキュラムとなっており、非常に意義深い。教師の指導力向上にもつながる」などの声をいただいています。また、この取組みが評価されたことでDDMIはインドネシア政府が主催する「工業高校の授業カリキュラム向上」ワーキングに招待され、意見交換を行いました。

マレーシアにおける社会貢献

マングローブ植樹プログラム

参加者による植樹の様子

プロドゥア※2は、カーボンニュートラルの実現と環境保全の両立を目指し、2023年より「マングローブ植樹プログラム」を行っています。2024年度末までにクアラセランゴール自然公園(セランゴール州)、スンガイ・チェラティン(パハン州)、パンタイ・レミス(ペラ州)、パンタイ・チェルミン(ヌグリスンビラン州)を含む国内各地で、合計10,000本の苗木を植樹しました。プロドゥアがマングローブを選んだ理由は、大気中の二酸化炭素をより効率的に吸収できるだけでなく、沿岸部の土壌浸食防止にも効果があるためです。
この植樹プログラムはプロドゥアの経営陣および社員ボランティアによって実施されており、この取組みを通じて参加者に環境保全の重要性を学んでもらうことも目指しています。

※2 ダイハツ出資のマレーシアにおける製造・販売関係会社の略称

清掃・植樹を通じた地域連携の強化

エンジン製造子会社DPEMは2024年11月16日、スレンバン市の公園・造園局およびヌグリスンビラン州森林局と連携して、「ゴトン・ロヨン・サンビル・タナム・ポコック(協力して清掃しながら植樹)」プログラムを実施しました。このプログラムは、地域環境をより良いものにするだけでなく、センダヤン地域で暮らす方々の地球の緑を愛する心を育むことも目的としています。
「マリ・ヒジャウカン・センダヤン・キタ(私たちのセンダヤンを緑化しよう)」というスローガンは、DPEMの社員、スレンバン市議会(MBS)、センダヤンの地域社会をつなぎ、相互理解と団結を深める願いを込めて掲げられました。
また、プログラムの一環としてDPEMはマレーシア政府が推進する「1億本植樹キャンペーン(100 Million Trees Planting Campaign)」にも賛同しています。DPEMはヌグリスンビラン州森林局から、タンジュンの花、ムラワン・シプ・ジャンタン、ムラワン・カンチンなど、さまざまな種類の樹木106本の寄贈を受け、DPEM社員とその家族、森林局のメンバー、地域の子どもたちとともに公園に植樹を行うイベントを開催しました。
DPEMは、これからも環境保全と持続可能性の推進という共通の目標に向け地域社会と連携し、センダヤンを持続可能な発展と環境保全を体現する都市へと導くことを目指します。

ヌグリスンビラン州官房長官から賞状を受け取る
ファイザルEO(右、当時)

DPEM社員やそのご家族も植樹イベントに参加

サステナビリティの取組み

サステナビリティトップメッセージ

ダイハツのサステナビリティ

サステナビリティストーリーズ

環境

社会

品質保証の取組み

ダイハツのクルマづくり

製品安全への取組み

人権

サプライチェーンにおける人権尊重

ダイバーシティ&インクルージョン

人材育成への取組み

安全・健康

社会貢献

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