国内での取り組み

主な社会貢献活動

活動事例紹介(国内)

福祉介護・運行管理システム「らくぴた送迎」

「らくぴた送迎」は、通所介護施設や送迎業務を担うさまざまな団体でご導入いただける運行管理システムです。通所介護施設の送迎業務は施設業務の約3割を占める状況にあり、介護職員の約6割が心理的負担を感じています。「らくぴた送迎」はクラウドシステムとスマホアプリにより従来の属人的でアナログな送迎業務を変え、送迎前・送迎中・送迎後の各シーンのお悩みを解決することで介護現場の生産性向上に寄与するサービスです。送迎計画担当者・ドライバー・管理者、そしてご利用者様とそのご家族が喜ぶ送迎の実現をお手伝いし、すでに全国各地の多くの施設でご活用いただいています。

福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」

ダイハツは、「らくぴた送迎」を通じ、介護現場における送迎業務の負担に着目しました。高齢化にともなう介護需要の増加により一層深刻化する介護人材不足の解決策として、各通所介護施設で行われている送迎業務を外部団体に集約し、複数の施設利用者が乗り合って各施設へ通う共同送迎モデルの検討を進め、2022年より、福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」として提供を開始しています。また、通所介護施設の送迎は朝夕に集中することから、空き時間・空き車両を買い物や通院などの生活移動サービスにも活用できます。ダイハツは「ゴイッショ」を普及させることで、持続的で質の高い介護サービスの提供と生活移動サービスの確保に寄与することを目指しています。すでに、香川県三豊市や滋賀県野洲市、大阪府大阪市で社会実装されており、その他の複数の地域でも実証運行が行われています。

オンデマンド乗合送迎サービス「チョイソコ※1」

ダイハツは、地域密着プロジェクトの一環として、オンデマンド乗合送迎サービス「チョイソコ」を通じ、地域の交通課題の解決に取り組んでいます。会員登録した利用者の予約に応じて、最適な乗り合わせと経路を計算し目的地まで送迎する仕組みで、高齢者の移動手段の確保に加え、買い物や通院、通学・送迎など、地域ごとの多様な移動ニーズへの対応を目指しています。
ダイハツの販売会社が自治体のワンストップ窓口となり、交通事業者やコールセンターと連携しながら、導入準備から運行後まで地域に寄り添って運用を支援しています。地域住民、自治体、交通事業者、協賛事業者が協力して、外出機会の創出や地域コミュニケーションの活性化、持続可能な地域交通の実現につなげています。

滋賀県竜王町での耕畜工連携による地域循環の取り組み※3

ダイハツ滋賀(竜王)工場は、地元・竜王町の耕種・畜産連携に新たに参画し、近江牛の糞を活用したメタン発酵技術の開発に取り組んでいます。近江牛の糞尿からバイオガスを取り出し、工場の稼働エネルギーに利用することで脱炭素化を推進し、残渣は有機肥料として農地に還元する地域循環共生圏を目指します。バイオガスはカーボンニュートラル燃料として、工場のアルミ合金の溶解や発電に活用されます。発酵残渣からつくる堆肥液肥は、竜王町の農産品である米、麦、キャベツなどで実証実験中で、従来の堆肥と同等の効果が確認されています。今後は施用面積を拡大し、施用技術をさらに改良します。また、発電機の開発により地域の災害に強いレジリエンス強化にも貢献し、持続可能な地域社会づくりを支えます。そして、この取り組みを地域の方たちと一緒に育て、社会実装を目指します。

※3 耕種・畜産・工業の連携により、地域の有機資源活用を通じて持続可能な町づくりを目指す取り組み

バイオガス化プロジェクトの概要(地域内資源循環)

施設見学

ダイハツでは、本社に隣接のダイハツ史料展示館「Humobility※ World」や主要工場で施設見学を実施し、地域の皆様に、クルマづくりの考え方や取り組みを紹介しています。「Humobility World」では、ダイハツの歩み、暮らしを考えるクルマづくりの思想、自動車の基本原理、安全・安心や環境に配慮した技術を体験展示で学べます。
また、京都(大山崎)、滋賀(竜王)の各工場では、組立・検査ラインを見学できます。小学生の社会科見学を中心に一般の方々にも公開し、自動車産業への理解促進と地域とのつながりづくりに取り組んでいます。

※Humobility:Human(人)+mobility(モビリティ)を掛け合わせた造語

ヒューモビリティワールド ヒューモビリティワールド

京都(大山崎)工場 京都(大山崎)工場

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、見学中止期間あり

ダイハツ陸上競技部

1988年に創設したダイハツ陸上競技部は、陸上競技を通じて人々に感動と勇気を届け、スポーツの普及・振興に貢献することを目的に活動しています。これまで、オリンピックや世界陸上競技選手権大会の代表選手をはじめ、多くの有力選手を輩出し、国内外の大会で実績を重ねてきました。また、本社のある池田市や隣接する川西市の小学校などで陸上教室を開催し、子どもたちをはじめ多くの方に走ることの楽しさを伝えるとともに、地域とのつながりを深めています。

スポーツの楽しさ、大切さを伝える陸上教室

ダイハツ ものづくり体験教室

ダイハツの従業員が事業所近隣の小学校を訪問し、5年生を対象にモノづくりの大切さや楽しさを子どもたちに伝える出前教室を2015年から実施しています。教科書では伝えにくい製造工程の原理を実物の部品や工具を「見て」「触って」「使って」もらって体験できる教室として、今では年間300校を超える小学校で開催しており、年間21,000人以上の児童の皆さんが参加されています。
また、小学校以外では、各事業所周辺地域のイベントなどでも子どもたちが体験できる教室を提供しています。

金型を使って鉄板を加工するプレスを体験 金型を使って鉄板を加工するプレスを体験

電動工具を使ってナットでタイヤ締付を体験 電動工具を使ってナットでタイヤ締付を体験

災害支援人材の育成と派遣

ダイハツでは、災害時に地域や被災地を支える人材を育成するため、災害ボランティアコーディネーターの養成と派遣に取り組んでいます。2025年度は本社・池1地区と多田事業所で養成講座を実施し、計45人が受講しました。過去の受講者を含め全社で97人となっており、2028年度までに200人規模への拡大を目指しています。社会福祉協議会と連携し、地域との関係づくりや有事への実践力向上を図るとともに、災害復旧支援への派遣など共助・公助の取り組みも進めています。

健康安全運転講座

ダイハツの販売会社は、地域密着プロジェクトの一環として「健康安全運転講座」を通じ、地域の交通課題の解決に取り組んでいます。本講座は産(販売会社/一般社団法人日本自動車連盟(JAF)など)・官(自治体)・学(理学療法士)・民(地域住民・地域組織)の連携により、高齢化が進む地域で「いくつになっても自由に移動できる自立した生活」を支えることを目的に展開しています。講座では、理学療法士による体力測定や運動指導、認知機能維持に向けた指導に加え、販売会社による予防安全機能の体験(衝突回避支援ブレーキ機能や誤発進抑制制御機能など)やJAFによる安全運転指導を行い、参加者の安全・安心な移動を支援します。販売会社のスタッフにとっても、地域とのつながりの重要性を実感する機会となっています。

健康安全運転講座 健康安全運転講座

子育て世帯への車両貸与

ダイハツは、行政と連携し、地域課題の解決に取り組んでいます。池田市の「エンゼル車提供制度」や竜王町の「ダイハツ竜の子ファミリー車提供制度」では、一定の条件を満たす子育て世帯に対し、3年間無償で車両を貸与しています。通院や送迎、買い物など日常の移動負担を軽減し、安心して暮らせる生活基盤を支える取り組みです。地域で子どもを育てやすい環境づくりを後押しし、工場立地地域の活性化や定住促進、地域とのつながり強化にもつなげています。

認知症サポーター養成講座

ダイハツでは、「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」という使命のもと、地域課題に向き合い行動できる人材育成を目的に、従業員向けの「認知症サポーター養成講座」を実施しています。対面式の本講座では、グループワークを通じて認知症への正しい理解を深め、認知症の人やその家族を偏見なく見守る「応援者」として、日常の中でできる支援を学びます。これまで全社の22%が受講しており、助け合いの輪を広げながら、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指しています。

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