2006年09月08日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業株式会社は、このほど、2005年度の環境への取り組み実績をまとめた年次報告書『2006ダイハツグループ環境報告書』(A4版、52ページ)を発行した。
グループの環境報告書として、ダイハツ工業単独および環境連結している国内・海外のグループ会社の環境保全取り組みとその成果を公表している。
今回の環境報告書のポイントは以下のとおり。
1. 第3次環境取り組みプラン(2000-2005年度)の達成状況
製品開発、生産、販売・リサイクルの各取り組み項目のほとんどで、最終年(2005年)の目標を早期に達成
生産工場からのCO2排出量は、売上高1億円当たりのCO2排出量で減少したものの、生産台数の大幅な増加に伴い、CO2総排出量では2005年度目標未達。
クルマ一台あたりの向上率(2000年度から2005年度の向上率)を記載
出荷車両全ての平均燃費 9%向上
生産工場のCO2排出量 6%減少
水使用量 18%減少
PRTR*1法対象の化学物質排出量 42%減少
*1:化学物質の排出・移動量の届け出制度
2. 製品の環境対策を強力に推進
地球温暖化防止のためのクルマの燃費向上を促進し、2005年度に出荷した乗用車の84%が「平成22年度燃費基準」を早期達成
また大気汚染防止のため、低排出ガス技術開発を推進。2005年度に出荷した乗用車に占める「平成17年基準排出ガス50%低減レベル認定車」以上の低排出ガス認定車の割合は74%を達成
3. 工場から直接埋立場へ廃棄される「直埋廃棄物」の完全ゼロを2003年度より継続
4. 自動車リサイクル法のASR*2再資源化率が前年比6ポイント向上
省令に定める再資源化基準は、ASR、エアバッグ類と共に達成
*2:自動車のシュレッダーダスト
なお、報告書の内容はインターネットに全文を記載するとともに、希望者には無償で配布する。
英語版は2006年10月末日発行の予定。