2002年10月09日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業株式会社(以下ダイハツ)は、このほど、2001年度の環境への取り組み実績をまとめた年次報告書『環境報告書2002』を発行した。
ダイハツ『環境報告書2002』は、「環境報告書2001」をベースに、環境省の環境報告書ガイドラインの約9割の情報を記載し、積極的な情報開示に努めるとともに、「一般家庭の使用量と比較したエネルギー使用量の開示」など、理解しやすい紙面構成を目指した。なお今回、紙面の都合で記載できなかった内容や最新情報などもインターネットを利用して情報を開示する予定である。
今回の報告書のポイントは以下のとおり。
環境省の環境会計ガイドラインに基づく、環境コストと経済的効果の開示
環境コスト:137億円(前年比7%減)
経済的効果:エネルギー消費量削減、廃棄物処理費用削減など6項目で11.3億円(前年比38%増)
累計による環境投資と経済的効果把握の開示
過去11年間、コ・ジェネレーションシステムの導入などエネルギー使用量削減活動に投入した投資・費用の累計は56億円、それによって得られた経済的効果の累計は96億円。
生産工場でのCO2排出量の削減
滋賀(竜王)工場での天然ガスへの燃料転換、コ・ジェネレーションシステム3号機の本格稼働等により前年比10%(3万8千トン-CO2)削減。
環境に配慮した製品の積極的投入
2001年9月にミラ、ムーヴ、オプティに軽初の「超-低排出ガスレベル(☆☆☆)」認定車を設定。以降、積極的に「超-低排出ガスレベル(☆☆☆)」認定車を市場投入し、2001年度後半期に同認定の軽乗用車約8万5千台を販売。(当社販売の軽乗用車の 44.9%、2002年3月単月では51.8%)
なお、報告書の内容はインターネットに全文を記載するとともに、希望者には無償で配布する。
英語版は2002年10月中旬発行の予定。