2000年12月12日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業株式会社(以下ダイハツ)は、このほど、'99年度の環境への取り組み実績をまとめた『環境報告書2000』(A4版、37ページ)を発行した。
これは、環境に対する社会的意識が高まる中、各環境課題に対する取り組み成果を積極的に公開するため今年4月に初めて発行した『環境報告書1999』に続く年次報告書である。
『環境報告書2000』では、前回の内容に加え、2002年4月から届出が義務付けられるPRTR* 対象特定化学物質について排出量などのデータを先行開示するほか、指標の見直しや内容の充実を図った。また、環境関連コストについては2000年度末を目標に社内システムを構築中であるが、現状の試算値を環境庁2000年版ガイドラインに沿った形で公表している。
今後さらに内容の充実、精度の向上を図りながら、来年の秋には『環境報告書2001』を発行する予定である。
主な追加・変更点は以下のとおり。
ダイハツが使用しているPRTR*対象54物質のうち、取扱量100kg以上の27物質について1999年度の取扱量・移動排出量を全社及び各工場別に開示
下記データの総量の開示
産業廃棄物の持出量
全生産工場からのCO2排出量 等
環境関連コストの概算総額及び内訳(試算値)を公表
1999年度(国内向け乗用車)新型車・モデルチェンジ車の主要環境データの開示
トヨタ地球環境憲章の共有化及び各関連企業との環境保全活動への取り組み
*PRTR: 環境汚染物質排出・移動登録(Pollutant Release and Transfer Registerの略)
平成12年3月に施行された「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(通称 PRTR法)により、2002年4月から特定化学物質(政令指定)の前年度分の排出量・移動量等について各都道府県への届け出が義務付けられる。