物流における取組み

2035年までに連結物流子会社が排出するCO2を10%削減

ダイハツグループでは、物流で排出されるCO2の総量削減を進めるべく、2022年から専門組織を立ち上げ、従来よりも一層取組みを強化しています。2035年までに、ダイハツ工業の連結物流子会社が排出するCO2の10%削減を目指し、取組んでいきます。

物流CO2削減に向けての取組み

部品輸送を担う子会社では、ハイブリッド大型トラックと電動フォークリフトの導入を順次進めています

部品輸送を担う子会社が保有するフォークリフトを、化石燃料を動力源とする車両から電動化車両に置き換えていきます。さらに、部品を輸送する大型トラックもハイブリッド型の車両へ順次更新していきます。完成車輸送を担う子会社では、完成車を運搬するキャリアカーの積載率を向上させるとともに、キャリアカーを牽引するトラクターヘッドを最新の低燃費車へと更新していきます。今後も、CO2排出量がより少ない輸送手段へ転換するモーダルシフトや他社と協業して共同輸送のシステムを構築するなど、さまざまな物流効率策に着手し、さらなるCO2削減を図っていきます。

スモールカーの特性を活かした鉄道輸送モーダルシフト

ダイハツの主力製品である軽自動車の全長は3.4m以下であり、鉄道のコンテナに収まります。この特性を活かして、トラック輸送に比べてCO2排出量の少ない鉄道輸送を1996年から京都貨物駅(梅小路)~新潟貨物ターミナル区間で実施しています。さらなる路線拡大のために、2016年に自走できる特徴を活かした車両積み込みと、コンテナ内の専用固定具の開発に着手し、2018年から運用を開始しています。
また、2025年2月より北越コーポレーション(株)および日本通運(株)、日本貨物鉄道(株)と共同で、環境負荷と安定した輸送能力の確保を目的とする鉄道による小型車の異業種ラウンドマッチング輸送を開始しました。ラウンドマッチング輸送とは、貨物を目的地で下ろした後、空コンテナで回送せずに適合する貨物を積み込んで出発地まで戻ることで、コンテナ積載率を高め環境負荷低減とコスト低減を可能にする方式です。ダイハツは、京都(大山崎)工場および滋賀(竜王)工場で生産した小型自動車を新潟地区の販売会社へ輸送する際に、一部でこの方式を活用しています。
今後も継続して新規路線を開拓していきます。

異業種ラウンドマッチング輸送のイメージ図

鉄道輸送路線

8路線
京都貨物駅~新潟貨物ターミナル駅
北九州貨物ターミナル駅~富山貨物駅
北九州貨物ターミナル駅~南松本駅
福岡貨物ターミナル駅~新潟貨物ターミナル駅
福岡貨物ターミナル駅~北長野駅
北九州貨物ターミナル駅~金沢駅
北九州貨物ターミナル駅~新潟貨物ターミナル駅
京都貨物駅~新潟焼島駅

北越コーポレーション新潟工場にて

サステナビリティの取組み

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