ダイハツは「ダイハツ サステナビリティ基本方針」に基づき、持続可能な地球・社会の実現に向けた取り組みを進めています。その一環として、2016年1月にダイハツ「生物多様性ガイドライン」(自主方針)を取りまとめました。ガイドラインは生物多様性に関する取り組みの基本的な考え方と3つの取り組み項目(技術による貢献、社会との連携・協力、情報開示)で構成されており、このガイドラインに沿って生物多様性の具体的な取り組みを展開しています。
生物多様性の重要性を認識し「ダイハツ サステナビリティ基本方針」に基づき、住みよい地球・豊かな社会の実現とその持続的な発展を目指し、自動車およびその関連事業、社会課題への貢献などにおいて、生物多様性に取り組みます。
自動車産業は、資源調達、土地利用、製品使用や事業活動にともなう温室効果ガス排出などを通じて、直接的・間接的に生物多様性へ影響を与えています。そこで、ダイハツグループでは、従業員や地域住民・自治体、市民団体、有識者と連携しながら、地域特性に応じた生物多様性保全活動を進め、ネイチャーポジティブの実現につなげていきます。
| 取り組み | 概要 |
|---|---|
| 河川・水辺の 清掃活動 |
猪名川クリーン作戦、桂川流域クリーン大作戦、江原川自然環境保護活動、有馬川クリーン作戦などを通じた、水辺の生態系保全 |
| 森林・竹林の保全 | 地域由来のどんぐりやコバノミツバツツジの育苗・植樹、地域と連携した森林整備などの森林保全。また、竹の子狩り、竹の蹴倒しなどの竹林保全 |
| ビオトープ・水路の 保全 |
ビオトープや水路での環境整備や外来種防除など、生息環境の維持・改善 |
| 生きもの調査 | 春・秋の生きもの調査会や指標種調査を通じた生態系の状況把握 |
| 希少種の保全 | ヤマトサンショウウオやイヌタヌキモなどを対象とした保全活動 |
| 従業員・家族向け 環境学習 |
環境学習会などの体験学習を通じた、生物多様性の啓発や理解促進 |
| 子ども向け 体験・学習活動 |
こどもエコクラブ全国フェスティバルやくるめ生きもの探検隊などを通じた、次世代への環境学習機会の提供 |
| 地域イベントでの 啓発・発信 |
川西市環境フェスタ、久留米市WEB環境フェア、ひょうごユースecoフォーラムなどでの生物多様性の啓発やネイチャーポジティブ活動の紹介 |
| 工場や見学施設 イベントでの発信 |
ダイハツ竜王フェスタやヒューモビリティワールド夏休みイベントなどでのネイチャーポジティブ活動の紹介、ワークショップの実施 |
| 外部団体・ 取引先様との連携 |
自治体、市民団体、博物館、取引先様などとの連携による保全活動や交流 |
| 他社・外部組織との 知見共有、知識習得 |
オールトヨタ自然共生WGへの参画による知見共有、外部セミナーなどへの参加を通じた知識習得 |
セイタカアワダチソウの防除活動
滋賀(竜王)地区および西宮部品センターでは、「自然と共生する拠点」を目指した活動を進めています。生物調査結果をもとに指標種を選定し、生息環境の維持・改善や外来種防除を継続しています。
猪名川流域の清掃活動
事業所周辺を流れる河川流域の清掃や、生きものの生息環境の整備を通じて、地域の生態系保全に取り組んでいます。池田地区や多田エンジニアリングセンターでは、猪名川流域の清掃活動を実施し、河川敷のごみ回収などを通じて環境保全を進めています。
九州開発センターのビオトープ
生きもの観察
ダイハツグループ九州開発センターでは、小学生親子向けの環境イベント「くるめ生きもの探検隊 in ダイハツ工業」を開催しました。生きものの観察やふれあいを通じて、自然や生物多様性への理解を深めるとともに、地域とのつながりを育む機会としています。ダイハツの環境への取り組みを知っていただく場にもなっており、参加者からは、生きものに「直接触れられて楽しかった」「季節ごとに参加したい」といった声が寄せられました。
ダイハツでは、自治体や市民団体、専門機関と連携し、地域に根差した生物多様性保全活動を進めています。多田エンジニアリングセンターでは自然保護団体「渓のサクラを守る会」と連携し、エドヒガンの保護につながる森林保全活動に参加しました。京都(大山崎)工場では、ヒメボタルの生息環境を守るため、竹チップ材の敷設などの環境整備を行いました。滋賀(竜王)工場では、竜王町民の方々と「竹の子狩り」を通じた竹林保全を行いました。
また、琵琶湖博物館とは継続的な連携を行っており、2016年から寄付を通じた支援を続けています。2018年からは環境学習会において、学芸員による講話や会場提供の支援を受け、生きものや生態系への理解を深める学びの機会につなげています。
エドヒガンの保全
天王山の竹林整備
滋賀県希望が丘文化公園の
ハッチョウトンボ生息環境整備
企業や自治体、NPO、博物館など多様な主体が連携し、滋賀県の生物多様性保全を進めています。共通の取り組み「トンボ100大作戦~滋賀のトンボを救え!~」では、県内のトンボ100種確認を目標に調査を進め、2025年度までに89種を確認しました。あわせて、保全対象10種に対する115件の保全活動を実施し、観察会や展示、学習会、現地交流会を通じて22,717人に発信するなど、生物多様性の理解促進と保全活動の広がりにつなげています。