2008年05月20日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業株式会社(以下ダイハツ)は、自動車リサイクル法※1に基づき、2007年度(2007年4月~2008年3月)における使用済自動車のASR※2、エアバッグ類及びフロン類(以下特定3物品)の再資源化等の実績を公表した。
自動車リサイクル法において、自動車メーカー等は特定3物品の引取り、リサイクル・適正処理の義務を担っている。
ダイハツは、ASRについては豊通リサイクル(株)に、エアバッグ類及びフロン類については中間法人自動車再資源化協力機構に業務委託し、特定3物品の引取・リサイクルを適正かつ効率的に行っている。
その結果、ダイハツの2007年度の再資源化等の実績は、以下のとおりとなった。
ASRでは、28万3千台の使用済自動車から3万トンを引取り、2.3万トンを再資源化。
再資源化率は76%となり、昨年度に比べ10ポイント向上し、2015年の法定基準70%以上を達成した。(車両のリサイクル実効率※3に換算すると約96%に相当)
エアバッグ類では、3万9千台の使用済自動車に装備されていた7万5千個について、車上作動もしくは回収、再資源化施設への投入により再資源化を実施。
回収での再資源化率は94%となり、法定基準の85%を達成。
フロン類についても19万6千台の使用済自動車から57トンを引取り、適正に破壊処理を実施。
以上の特定3物品の再資源化等に要した費用の総額は、ダイハツ内のシステム関連費、専任人件費を含み15億6,700万円。一方、資金管理法人から払渡を受けた預託金総額は15億1,600万円、全体収支は5,100万円の赤字となった。
(詳細については、「2007年度 使用済自動車の再資源化等の実施状況[PDF]」を参照)
ダイハツでは、今後も自動車リサイクルの着実な実践と効率化に全力で取り組んでいく。
※1 正式名称は「使用済自動車の再資源化等に関する法律」
※2 ASRとは、Automobile Shredder Residue(自動車シュレッダーダスト)
※3 解体・シュレッダー工程までに再資源化される比率を83%(03/5合同審議会資料より引用)とし、残りのASR比率17%とASRリサイクル率76%を乗算したものを合算して算出