2011年07月19日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業(株)は、今後の「低燃費」「低価格」「省資源」なクルマづくりの核となる、低燃費技術「e:Sテクノロジー(Energy Saving Technology)」を開発した。
「e:Sテクノロジー」の開発にあたり、エンジン・トランスミッション・ボディ構造などの既存技術に対して、あらゆる面から徹底的なブレークスルーを行なうことで、エネルギー効率を最大化し、約40%の燃費向上*1を実現した。
本年9月発売予定の新型低燃費車にこの技術を搭載することで、ガソリン車唯一となる*2JC08モードで30km/Lを達成する見込みである。新型軽自動車は低燃費、省資源かつ、入口価格80万円を切る設定で、誰もが乗れる『第3のエコカー』として提案する。
1.パワートレーンの進化
・燃焼効率向上とエネルギーロス低減を極めた新エンジン
・動力伝達効率をさらに向上したCVT
2.車両の進化
・シェルボディの骨格合理化などにより、約60kgの軽量化*3を実現
・空気抵抗や転がり抵抗などの走行抵抗を低減
・エンジンルーム内の熱マネジメント
3.エネルギーマネジメント
・停車前アイドリングストップ機能付の新「eco-IDLE」
・エコ発電制御(減速エネルギー回生機能付)
*1 ダイハツ調べ。ミラ〔2WD/CVT(アイドリングストップ機能無し)〕との比較。
*2 2011年7月現在。ハイブリッド車除く。ダイハツ調べ。
*3 ダイハツ調べ。ミラ〔2WD/CVT(アイドリングストップ機能有り)〕との比較。
1.パワートレーンの進化
◆燃焼効率向上とエネルギーロス低減を極めた新エンジン
◆動力伝達効率をさらに向上したCVT
2.車両の進化
◆シェルボディの骨格合理化などにより、約60kgの軽量化*を実現
(1)骨格部材の配置見直し
(2)構成部品を可能な限りストレート化することで補強材を削減する形状最適化
(3)高張力鋼板の効果的な配置 など
* ダイハツ調べ。ミラ〔2WD/CVT(アイドリングストップ機能有り)〕との比較。
◆走行抵抗の低減
◆エンジンルーム内の熱マネジメント
3.エネルギーマネジメント
◆停車前アイドリングストップ機能付の新「eco-IDLE」
(1)エンジン再始動時のナビゲーションのリセットなどを防止する補助電源一体型アイドリングストップ
コンピューターに、CVT用ECUを統合
(2)電動オイルポンプを廃止したCVTを搭載
(3)ヒルスタートシステムを内蔵したブレーキユニット
◆減速時の運動エネルギーを最大限活用する「エコ発電制御(減速エネルギー回生機能付)」