2011年06月16日
ダイハツ工業株式会社
国立大学法人長岡技術科学大学(所在地:新潟県長岡市、学長:新原晧一、以下「長岡技科大学」)とダイハツ工業株式会社(所在地:大阪府池田市、社長:伊奈功一、以下「ダイハツ」)は、相互研究協力により、科学技術の振興及び産業と社会の発展に寄与することを目的に、包括的な研究協力に関する3年間の協定を結ぶことに合意した。
長岡技科大学では、日本に2校しかない技術科学大学として、実践の中から学理を引き出し、その学理を再び実践の中で試すという、学理と実践の不断のフィードバック作用による両者の融合により、創造的で高度な研究開発能力を備えた技術者及び研究者の育成を目指している。
一方、ダイハツでは、今後、ますます厳しい経営環境が予想される中、環境技術分野をはじめとした研究開発のスピードアップ、効率化が求められているが、それらに必要な技術は一層複雑化、複合化しており、企業内で独自にすべてまかなうのは、経済的、時間的な面で大きな負担になっている。
今回の包括的提携により、相互のリソーセスを有効に活用することが可能となり、ダイハツとしては、事業課題に対して、長岡技科大学の広い知見を活用した解決アプローチや複数分野に横断した複合的な視点からの研究成果を期待することができるとともに、長岡技科大学としては、社会において学理と技術が総合的に応用される場を体験することにより実践的・創造的能力を持つ指導的技術者の育成を図ることができると考えている。
今回合意した包括的研究協力の内容は次のとおり。