2007年09月12日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業(株)は、小型乗用車「シリオン」をマイナーチェンジし、2007年フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月11日~12日、一般公開日:9月15日~23日)において発表した。
「シリオン(Sirion)」(日本名:ブーン)は2004年11月から「Multiple Purpose Compact」をコンセプトに、欧州を中心に輸出を開始した。ゆとりのある室内空間や洗練された外観デザインと、低燃費等、実用性の高さで好評いただいている。
今回のマイナーチェンジでは、進化の早い市場ニーズを先取りし、基本性能を向上させ、内外装のリフレッシュや装備の充実により質感の向上も図った。さらに1.5Lエンジンを搭載したスポーツモデルを新設定し、走りを重視する若年層ユーザーへの拡販も狙っている。
マイナーチェンジした「シリオン」は、2007年秋から順次、欧州を中心に販売を開始する。全世界(日本除く)月間販売目標台数は3,000台。尚、同時に富士重工業株式会社にOEM供給を行う。
今回のモーターショーでは、オープンスポーツカーの将来像を形にした「OFC-1」と、地球と人に優しい次世代スモールカー「HSC」、いずれも世界初公開となる2台のコンセプトカーなどを出展している。
「シリオン」の主な改良点
<デザイン>
ショートノーズ、ショートオーバーハングの先進的シルエットは継承しながら、フロントバンパーを一新。ワイド&ローの安定感と立体感を表現
<内装>
シートには明るくカジュアルな表皮を採用、形状も一新
メーターデザインも一新、視認性を向上するとともにメーター内の液晶パネルに瞬間・平均の両方を示す燃費計を装備
<性能>
新エンジン3SZ-VE搭載の1.5Lスポーツモデルを追加、エンジンマウントなどの見直しで、静粛性も向上
リヤサスペンションにロールを抑える湾曲ビームを採用するなど操縦安定性も向上
<安全性>
VSC(Vehicle Stability Control)を新設定(スポーツモデル)し、さらなる安全性を追求
車両概要
1.0L | 1.3L | 1.5L | |||||
駆動形式 | 2WD | 2WD | 4WD | 2WD | |||
ハンドル | LHD | RHD | LHD | RHD | LHD | LHD | RHD |
全長(mm) | 3,605(スポーツモデル: 3,630) | ||||||
全幅(mm) | 1,665 | ||||||
全高(mm) | 1,550 | ||||||
ホイールベース(mm) | 2,430 | ||||||
乗車定員(人) | 5 | ||||||
エンジン | 1KR-FE | K3-VE | 3SZ-VE | ||||
総排気量(cc) | 998 | 1,298 | 1,495 | ||||
最高出力(kW/rpm) | 51/6,000 | 67/6,000 | 76/6,000 | ||||
最大トルク (N・m/rpm) | 94/3,600 | 120/4,400 | 132/4,400(M/T) 138/4,400(A/T) |
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トランスミッション | 5M/T | ||||||
- | 4A/T |