2005年05月09日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業(株)は、軽乗用車「アトレーワゴン」をフルモデルチェンジし、5月9日から全国一斉に発売。
アトレーは、1981年にRVの楽しさ・利便性をコンパクトに凝縮したモデルとして誕生して以来、24年の歴史を重ねるロングセラー。先代では、軽新規格への対応と共に、セミキャブスタイルを採用。「アトレーワゴン」のブランドネームを冠し、乗用車としての快適性も向上させてきた。
今回発売する新型「アトレーワゴン」は、家族で過ごす時間を大切にするお父さんをターゲットに「家族みんなで楽しく使えるプレジャーサポーター」をコンセプトとして開発。軽キャブワゴン最大の魅力である空間効率を徹底的に追求すると共に、快適性・質感を大幅に向上。さらに装備の充実を図った上で、お買い得な価格設定とした。
新型「アトレーワゴン」の主な特長は、
優れた居住性と積載性を両立した圧倒的な広々空間
-家族4人がゆとりを持って乗車できる軽トップ(*)の室内長
-快適な4人乗車と4人分の荷物積載を両立する広いラゲージスペース
様々な利用シーンに自在に対応できる使い勝手
力強く存在感のある精悍なエクステリアと、上質で居心地のよいインテリア
全車ツインカム3気筒ターボエンジンを搭載し、パワフルかつスムーズな走りを実現
(*) 2005年4月現在、ダイハツ調べ
車両概要
パッケージング ~優れた居住性と積載性を両立した圧倒的な広々空間~
インストルメントパネルのコンパクト化により、軽トップ(*1)の室内長(2,015mm)とゆとりの前後乗員間距離(1,060mm(*2))を実現。ゆとりある室内幅(1,310mm)・室内高(1,350mm)と合わせ、4人が快適に乗れる圧倒的な広々室内空間を実現
インパネからバックドアまでの距離を2,630mm(*2)とすることにより、4人乗車時にもキャンプ道具などの4人分の荷物積載が可能な広いラゲージスペース(最大荷室容量1,116(*3))を実現
大開口のフロントドアや低めに設計されたフラットフロア、タイヤハウスの小型化による広い足元空間により、前席の優れた乗降性を実現
大開口のスライドドアや低いフラットフロアにより後席の優れた乗降性を実現すると共に、ラゲージルームへの積載性を向上
(*1) 2005年4月現在、ダイハツ調べ
(*2) 社内測定値
(*3) VDA方式による社内測定値(リヤシートスライド最前端時)
ユーティリティ ~様々な利用シーンに自在に対応できる使い勝手~
ヘッドレストをつけたまま手軽に格納できるリヤシートを採用。左右分割しての格納や180mmのスライド、リクライニングにより、人数や荷物の大きさ・量、目的に応じたシートアレンジを実現
ちょっとした濡れや汚れなら簡単にふき取ることが可能な、防水/防汚ラゲージ&リヤシートバックカーペットを採用
大型グローブボックスやアンダーボックス(後席左)など、便利さと楽しさを広げる充実の収納スペースを設定
鉄板の穴あけ加工無しでボルトが取り付けられるユースフルナットと、伸縮パイプなどを取り付けられるユースフルホールを採用。豊富なアクセサリーを活用してラゲージルームのカスタマイズが可能
半ドアの位置まで閉めると自動的に全閉するスライドドアイージークローザー(左)や荷室蛍光灯、荷室アクセサリーソケット(右)に加え、2DIN CD/MD・AM/FM付ステレオがセットになったリミテッドパックを設定(カスタムターボRSにメーカーオプション)
エクステリア ~力強く存在感のある精悍なスタイリング~
空間効率を最大限に追求した結果生まれたボリューム感あふれるマッシヴなフォルム
重厚感のある大型エアロバンパーとメッキグリルに加え、軽キャブワゴンクラス初(*)となるディスチャージヘッドランプ(カスタムターボRSに標準装備)を設定した4灯式ヘッドランプを採用し、存在感と上質感のあるフロントデザインを演出
(*) 2005年4月現在、ダイハツ調べ
横長にした灯火類とメッキガーニッシュを組み込んだエアロバンバーおよび、面構成が特長的な大型バックドアにより安定感のあるリヤデザインを演出
モダンなテイストの新色2色を含む全6色のカラーバリエーションを設定
インテリア ~上質で居心地のよいインテリア~
メタル調のセンタークラスターやメータークラスターに加え、視認性の良いメッキリング付のホワイトメーターを採用。シフトレバーをはじめとする操作系を運転席に集約することにより、運転しやすく質感の高い洗練された空間を演出
十分な厚みを持ち、肌触りのよい専用フルファブリックシートを採用
インパネセンターシフトや足踏みパーキングブレーキの採用により、よりスムーズな前席サイドウォークスルーを実現
エンジン・メカニズム ~パワフル&スムーズで快適な走行性能~
•全車、パワーと扱いやすさを両立したツインカム3気筒ターボエンジン(EF-DET型)を搭載
型式 | 最高出力 [kW(PS)/rpm] |
最大トルク [N・m(kg-m)/rpm] |
グレード | 10・15モード 走行燃費(km/L) |
|
2WD | 4WD | ||||
EF-DET | 47(64)/5,900 | 103(10.5)/4,000 | カスタムターボR カスタムターボRS |
14.6 | 14.0 |
液状制振材の採用により、エンジン透過音を大幅に低減すると共に、着力点の剛性も向上。遮音材の最適配置も行い、ハイレベルな静粛性を実現
2,450mmのロングホイールベースに加え、クルマの重心がほぼ中央にくるフロントミッドシップレイアウトや突き上げ感を抑えたサスペンションの採用により、人数や荷物の量にかかわらない安定感あふれる走りを実現
4WD車は、切り替え操作不要の回転差感応式カップリングを搭載したフルタイム4WDを採用
環境性能 ~省資源とクリーン性能を両立するインテリジェント触媒を採用~
ダイハツが世界に先駆けて開発した、通常であれば劣化していく触媒用貴金属(パラジウム)に自己再生機能を持たせることで、貴金属使用量を大幅に低減し省資源に貢献する「インテリジェント触媒」を採用
「平成12年基準排出ガス25%低減レベル(国土交通省の低排出ガス車認定制度)」に適合
大型部品への車両解体作業効率を高める解体性向上マークの表示や、ボディ各部に解体しやすい構造を取り入れたリサイクル設計により、解体・リサイクル性に配慮
燃料タンクなどを鉛フリーとし、車両全体で鉛の使用量を2006年1月以降、1/10以下(1996年比)に低減するという業界自主目標を早期に達成
軽自動車としては初めて(*)、水銀フリーのディスチャージヘッドランプを採用(カスタムターボRSに標準装備)
(*) 2005年4月現在、ダイハツ調べ
安全性能 ~次世代基準を目指した安全性能~
新骨格構造を採用した、進化した衝突安全ボディ“TAF(*)”を採用。
(*)TAF(タフ)… Total Advanced Functionボディの略で、総合的に衝突安全機能が進化したボディという意味の造語
国内及び欧州の衝突安全基準を余裕をもってクリアしたのはもちろん、さらに世界で実施されている厳しい試験法を組み合わせた衝突実験(前面フルラップ 55km/h、前面オフセット64km/h、側面55km/h、後面50km/h)を実施。いずれの実験においても十分な生存空間の確保と、高い乗員保護性能を実証
万一の歩行者事故を考慮した歩行者障害軽減ボディを採用。歩行者の傷害を軽減するために、ワイパーピボットとフード内部に衝撃吸収構造を設け、高い歩行者保護性能を実現
乗員にやさしい安全インテリア“SOFI(*)”を採用
(*)SOFI(ソフィ)… Safety-Oriented Friendly Interiorの略で、乗員にやさしく、より安全なインテリアを表した造語
デュアルSRSエアバッグ(運転席/助手席)を標準装備
プリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルトを標準装備。
車両衝突時、衝撃を吸収しドライバーの頭部・胸部に与える影響を軽減する衝撃吸収式ステアリング、ブレーキペダルが飛び出さない構造でドライバーの脚部に与える影響を軽減するブレーキペダル後退抑制構造を採用
後席乗員に配慮したリヤヘッドレストを標準装備
ABS(EBD(*)&ブレーキアシスト付)を標準装備
(*)EBD= Electronic Brake force Distribution
広い照射範囲と、高い視認性を両立するディスチャージヘッドランプを採用(カスタムターボRSに標準装備)
国内月販目標台数
1,500台
メーカー希望小売価格
[単位:円]
駆動 | エンジン | グレード | トランスミッション | 価格 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
消費税込み | 消費税抜き | |||||
2WD | 660cc3気筒TC | カスタムターボR | 4AT | 1,333,500 | 1,270,000 | |
カスタムターボRS | 4AT | 1,428,000 | 1,360,000 | ★ | ||
4WD | 660cc3気筒TC | カスタムターボR | 4AT | 1,459,500 | 1,390,000 | |
カスタムターボRS | 4AT | 1,554,000 | 1,480,000 |
★写真掲載
※ リミテッドパック(カスタムターボRSにメーカーオプション)は、42,000円(消費税抜き40,000円)高
※ 北海道地区は23,100円(消費税抜き22,000円)高。価格にはリサイクル料金は含まず