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ダイハツ軽乗用車「ムーヴ」をフルモデルチェンジ

2002年10月15日
ダイハツ工業株式会社

ダイハツ工業(株)は、軽乗用車「ムーヴ」をフルモデルチェンジして、10月15日から全国一斉に発売する。

「ムーヴ」は、1995年8月に新発売、1998年10月には軽自動車新規格に対応しフルモデルチェンジを行い、幅広い層の方々から好評を得ている。

今回のフルモデルチェンジでは、スモールカー市場が成熟し、ユーザーニーズが多様化する中、プラットフォームをはじめ全てを一新、魅力ある新しいスタイル、基本性能の充実、使い勝手の向上などを図った。

今回の「ムーヴ」は、「生活革新！エキサイティングミニバン」をコンセプトとした 『ムーヴ』、「モバイル世代のラジカルボックス」をコンセプトとした『ムーヴカスタム』の異なった個性の2タイプを設定し、より幅広い世代のニーズに対応している。

新型「ムーヴ」の主な特長は、

新しい時代の訪れを感じさせる、斬新なデザイン、高い質感の内外装
圧倒的な広々感を実現した室内空間
すべての世代に快適な使い勝手
スモールカートップレベルの安全性能
全車、国土交通省「超-低排出ガス車」または「優-低排出ガス車」認定を実現するとともに、2010年度新燃費基準に適合するなど、低公害車として高い環境性能を実現
クラストップレベルの軽快、快適な走行性能
お求めやすい価格

車両概要

エクステリア ～新しい時代の訪れを感じさせる、斬新なデザイン、高い質感～

○ムーヴ ～高い質感に包まれた新スペースフォルム～

ソリッドな面質と、シャープなエッジの組み合わせによって、新鮮なフォルムを実現
ボディの台形シルエットをベースに、ホイールコンシャスな造形と、横に広がりを持たせたフロントデザインで、安定感と低重心感を表現
大型ヘッドランプを採用、リヤには初代ムーヴ以来のアイデンティティとして踏襲した縦長リヤコンビネーションランプを採用
○ムーヴカスタム ～迫力のある躍動感に満ちたフォルム～

斬新で立体的な4灯式ヘッドランプを採用
フォグランプ、ターンランプを組み込んだ大型エアロバンパーと、フロントからサイド・リヤへと回り込むエアロパーツが、ワイドで安定感あふれるスタイルを実現
立体的なブロック状のインナーレンズをクリアレンズで覆った専用のリヤコンビネーションランプを採用
○豊富なカラーバリエーション

新しい塗料の開発から取り組み、これまでにない“深み”と“輝き”を実現
新色6色を加え、全11色*の豊富なカラーバリエーションを設定
*内2色はメーカーオプション
インテリア ～すべての仕様・素材を原点から見直し、ハイレベルな質感を実現～

あらゆる世代に愛されるフレンドリーな雰囲気と、いつでも快適で使いやすいヒューマンな機能性を徹底的に追求
インテグレート化されたオーディオやヒーターコントロールパネルの採用、軽自動車で初めてのシームレス化された助手席SRSエアバッグの採用、割線の最小化など、面一感のある質感の高いインストルメントパネルを実現

○ムーヴ ～明るく、カジュアルで、開放感のあるデザイン～

ツートーン塗装のインストルメントパネルにより明るく開放的な雰囲気を演出
シンプルなデザインで視認性に優れた1眼メーターを採用
広々感を高めるすっきりとしたデザインと、座り心地の良さを両立したワイドベンチシートを採用（AT車）
○ムーヴカスタム ～スポーティで、先進感あふれるインテリア～

ブラック基調のインテリアによって、硬質でスポーティな雰囲気を演出
メーターリングを施したタコメーター付2眼メーター（R・RS・RSリミテッド）など専用装備を採用
左右一体感のある、斬新なデザインのV型ツートーンのワイドベンチシートを採用（AT車）
パッケージング ～圧倒的な広々感を実現した室内空間～

革新的なパッケージングにより、前後左右すべてにゆとりのある快適な室内空間を実現
1,920mmの室内長*1、1,300mmの室内幅*2（従来型比+80mm）、940mmの前後乗員間隔*3（+105mm）を実現
*1 軽自動車～1000ccクラストップ（2002年9月現在）、Lは1,885mm
10/15発表の資料では「1,920mmの室内長（従来型比+190mm）」
でしたが訂正しました。
*2 軽自動車クラストップ（2002年9月現在）
*3 Lは910mm

ユーティリティ ～すべての世代に快適な使い勝手～

リヤシートに左右一体式ロングスライド（250mm、従来型比 +100mm）およびワンモーション荷室フラット機構（Lを除く）を採用し多彩なシートアレンジを実現
5つのドアは、いずれも90°フルオープンが可能で、高い乗降性・積載性を実現
従来の横開きバックドアに加え、跳ね上げ式バックドアをメーカーオプション設定し、より幅広いニーズに対応（L、カスタム X・RS・RSリミテッド）
パワーウインドゥや電動格納式ドアミラーなど、すべての操作スイッチに照明をつけ、夜間の使用性を高めるとともに高級感ある室内を演出。またルームランプ、フロントマップランプ（左右）、後席パーソナルランプ左右など室内照明を充実
工夫を凝らした22個の豊富な収納スペースを確保
先進のIT対応として、マルチインフォメーションDVDナビシステム［インテグレートDVDタッチパネルナビ、オーディオ（CDまたはMD）一体集中コントロールパネル、ハンズフリー対応（携帯電話・差込みタイプ）、ヘルプネット対応（別途契約が必要、手動通報タイプ）、フルオートエアコンなど］をメーカーオプション設定
（カスタムLを除くカスタムのAT車およびCVT車）

安全性能 ～スモールカートップレベルの安全性能～

新骨格構造を採用した、進化する衝突安全ボディ“TAF*”を採用し、国内及び欧州衝突安全基準を余裕をもってクリアしたのはもちろん、さらに世界最高水準の前面フルラップ55km/h、前面オフセット64km/h、側面 55km/h、後面50km/hの衝突実験においても優れた安全性を確保。また、現実の市場事故実態を考慮し、ダイハツ独自の目標を設定したクルマ対クルマの衝突実験（50km/h前面衝突、50km/h側面衝突）を実施し、十分な生存空間の確保と、高い乗員保護性能を実証
* TAF(タフ)… Total Advanced Functionボディの略で、総合的に衝突安全機能が進化したボディという意味の造語
新骨格構造ボディは、プラットフォームを一新し、サイドメンバーのストレート化及び強化を図るとともに、衝撃分散式ボディ構造やハイテン材の採用(サイドメンバー、ロッカーパネル、サイドパネルなど)などにより、衝撃吸収性能の向上や強固なキャビンの実現と軽量化を両立
乗員にやさしい安全インテリア“SOFI*”を採用

デュアルSRSエアバッグ（運転席/助手席シームレス）を全車に標準装備
側面衝突時、頭部への衝撃を分散・緩和するSRSカーテンシールドエアバッグを軽自動車で初めて採用、SRSサイドエアバッグ、車両後面からの中低速での衝突時にヘッドレストを前方へ移動し頸部への衝撃を緩和するダイナミックサポートヘッドレスト（フロント）とセットでメーカーオプション設定（L、カスタムLを除くAT車）
車両衝突時、二次的に乗員の頭部と客室上部とが衝突した時の衝撃を緩和するヘッドインパクトプロテクション、ブレーキペダルが後退してドライバーの脚部に与える影響を軽減するブレーキペダル後退防止機構、衝撃を吸収しドライバーの頭部・胸部に与える影響を軽減する衝撃吸収式ステアリングを採用
プリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルトを標準装備
* SOFI(ソフィ)… Safety-Oriented Friendly Interiorの略で、乗員にやさしく、より安全なインテリアを表した造語
万一の歩行者事故を考慮し、最も傷害を受けやすい頭部保護を第一に考え、フェンダー、フード、フードヒンジ、ワイパーピボットの各所に衝撃緩和装置、吸収スペースを設けた歩行者傷害軽減ボディを採用
ABS（EBD&ブレーキアシスト付）を標準装備（Lはメーカーオプション）
DVS*IIを採用。DVSIIは、(1)TCS(Traction Control System) 、(2)ABS、(3)横滑り制御、の3つの機能を持ち、雨や雪などで滑りやすくなった路面でも安定した走行が可能、また軽自動車で初めて4WD車にも設定
（R、カスタム RのAT車・RSリミテッドにメーカーオプション）
* DVS…Daihatsu Vehicle Stability control system
見通しの悪い交差点での安全確認を容易にするブラインドコーナーモニターを採用
（マルチインフォメーションDVDナビシステム装着車にメーカーオプション）

環境性能 ～電気自動車やハイブリッド車と並ぶ低公害車～

ダイハツが世界に先駆けて開発した「インテリジェント触媒」を、ツインカムDVVT*エンジン（EF-VE型）に採用
* DVVT…Dynamic Variable Valve Timing、連続可変バルブタイミング機構
ツインカムDVVTエンジン搭載の2WD車は、平成12年基準排出ガス75%低減レベルに適合し、国土交通省「超-低排出ガス車」認定を獲得。その他の車種も平成12年基準排出ガス50%低減レベルに適合し、国土交通省「優-低排出ガス車」認定を獲得
DVVTエンジン、ロックアップ機構付電子制御式4AT(ターボ車)の搭載などにより燃費を向上、全車2010年度新燃費基準に適合
2010年度新燃費基準と低排出ガス車認定制度との同時適合により、全車グリーン税制（低燃費車・低公害車の普及促進税制）に適合
全車グリーン購入法特定調達物品等の判断基準に適合、またDVVTエンジン搭載の2WD車は、ハイブリッド車、電気自動車などと並び、グリーン購入法に基づく政府公用車の基準に適合

エンジン・メカニズム ～クラストップレベルの軽快・快適な走行性能～

軽やかな出足加速を実現したツインカムDVVT3気筒エンジン（EF-VE型）、パワーと扱いやすさを両立したツインカム3気筒ターボエンジン（EF-DET型）、静粛性とレスポンスに定評のある、軽自動車クラス唯一*のツインカム4気筒ターボエンジン（JB-DET型）、TOPAZエンジンシリーズ3型式を搭載
* 2002年9月現在
< >は4WD車

•タイムラグを感じさせない高い応答性と、なめらかなシフトフィールを実現する電子制御式4AT“ESAT*”に登坂変速制御を採用し、スムーズな走行性能を実現
（R、カスタム R・RS・RSリミテッド）
* ESAT(イーサット)…電子制御式4AT,Economy&Smooth Automatic Transmissionの略
•マニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる、ステアシフトを採用
（カスタム RS・RSリミテッド）
•エンジンマウントの変更や吸遮音材の最適配置などにより、騒音や振動を効果的に低減し、クラストップレベルの静粛性を実現
•サスペンションのストローク量拡大や、フロントの新開発Lアーム式サスペンション、リヤのトーコレクトブッシュにより、クラストップレベルの優れた乗り心地を実現
•通常の定速走行に加え、減速制御や先行車の追従走行などを可能とする、レーダークルーズコントロールをスモールカークラス*で初めて採用
（カスタム RSリミテッドの2WD車にメーカーオプション、DVSIIが同時装着）
* 軽自動車～1300ccクラス


国内月販目標台数

13,000台

メーカー希望小売価格（全国統一、消費税は含まず）