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福祉車両「ダイハツ フレンドシップ シリーズ」 軽新規格の「ムーヴ スローパー」「ムーヴ フロントシートリフト」および「ハイゼット リヤシートリフト」を新発売

1999年05月21日
ダイハツ工業株式会社

ダイハツ工業（株）は、福祉車両「ダイハツ フレンドシップ シリーズ」の「ムーヴ スローパー」、「ムーヴ フロントシートリフト」、「ハイゼット リヤシートリフト」3車種をそれぞれ軽新規格対応させ、性能ならびに使い勝手の良さをさらに向上して、「ムーヴ スローパー」を5月24日から、「ムーヴ フロントシートリフト」を6月21日から、「ハイゼット リヤシートリフト」を6月30日から、それぞれ全国一斉に発売する。

今回新発売する車種は、1998年10月に発売した新規格の軽乗用車「ムーヴ」をベースに、新たに車高ダウン機構を装備し、バックドア側からスロープを使って車いすごと楽に乗車できる「ムーヴ スローパー」、助手席にシートリフト機構を装備した「ムーヴ フロントシートリフト」、および、1999年1月に発売した新規格の軽商用車「ハイゼット カーゴ」をベースに、後席左側にシートリフト機構を装備した「ハイゼット リヤシートリフト」の3車種である。

いずれも軽新規格車ならではの高い安全性、優れた走行性能に加え、ベース車のもつ取り回しの良さ、広いスペース、充実した装備等を十分に生かし、足腰の弱い方や車いす利用者の乗り降りを容易にするとともに介護する方の負担も軽減、快適な移動を実現した。

さらに「ムーヴ フロントシートリフト」で156千円プライスダウンするなど3車種ともよりお求めやすい価格とした。

また、ダイハツでは福祉車両をこれまで小型車「デルタワゴン福祉車両」を含め「ダイハツ福祉車両シリーズ」と総称していたが、今回の3車種の発売を機に、『ダイハツ フレンドシップ シリーズ』と改称し、より親しみやすく、高齢者や身体の不自由な方にもよりやさしい車両づくりを目指していく。

車両概要

「ムーヴ スローパー」（ベース車:ムーヴ CL）

スイッチ操作による後輪部車高ダウン機構（80mm低下）を新たに装備することにより、緩やかな傾斜の短いスロープ（従来の約2/3の長さ）を実現し、車いすごと楽に乗車が可能
車いす固定装置、車いす乗車用シートベルトの採用により、車いす乗車時の乗員の安定性を確保。さらに車いす固定装置は、従来の専用固定式、汎用手動固定式に加え、新たに汎用電動固定式の3種類を用意（汎用電動固定式は1999年9月発売予定）
車いすを折りたたんで乗車する際には乗車定員4名が可能。また、折りたたんだ車いすを確実に収納できる車いす固縛用ベルトを標準装備
スモークドガラス（リヤドア/クォーター/バックドアウインドゥ）を標準装備
ベース車と同内容の充実装備
主要装備: デュアル（運転席&助手席）SRSエアバッグ、エアコン、パワーステアリング、パワーウインドゥ、パワードアロック（バックドア連動）、AM/FM付ステレオ、キーレスエントリー、UVカットガラス（全面）
「ムーヴ フロントシートリフト」（ベース車:ムーヴ CL）

助手席にリモコンスイッチ操作の電動シートリフト機構の装備および助手席側ドアの開口角度の拡大により、乗降性を向上
リフトシートに胸部固定用ベルト&左右アームレストを標準装備
車いす固縛用フック&ラッシングベルト（車いすを折りたたんでの収納時用）を標準装備
スモークドガラス（リヤドア/クォーター/バックドアウインドゥ）を標準装備
ベース車と同内容の充実装備
主要装備: デュアル（運転席&助手席）SRSエアバッグ、エアコン、パワーステアリング、パワーウインドゥ、パワードアロック（バックドア連動）、AM/FM付ステレオ、キーレスエントリー、UVカットガラス（全面）
「ハイゼット リヤシートリフト」（ベース車:ハイゼット カーゴ エクストラ）

後席左側にリモコンスイッチ操作の電動シートリフト機構の装備により、楽な乗降が可能
リフトシートに胸部固定用ベルト&アームレスト（右側）を標準装備
車いす固縛用フック&ラッシングベルト（車いすを折りたたんでの収納時用）を標準装備
ベース車と同内容の充実装備
主要装備: エアコン、パワーステアリング、パワードアロック（バックドア連動）、AM電子チューナーラジオ、スモークドガラス（リヤドア/クォーター/バックドアウインドゥ）
国内月販目標台数

ムーヴ スローパー 50台
ムーヴ フロントシートリフト 15台
ハイゼット リヤシートリフト 15台

メーカー希望小売価格（消費税は含まず）

［単位:千円］