2005年04月26日
アストラ・ダイハツ・モーター
トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア
ダイハツ工業株式会社
トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)とダイハツ工業(株)(以下、ダイハツ)は、インドネシアにおける両社車両生産拠点の生産能力増強を決定した。
トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(PT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia 以下、TMMIN)では、カラワン工場でIMV((*)Innovative International Multi-purpose Vehicle)シリーズのミニバン(インドネシア名:キジャンイノーバ)を生産しているが、販売が好調であることから、現在7万台の年間生産能力を05年末を目処に10万台規模に増強する。投資額は約4,000万 USドル(約43億円)、新規雇用は約500人の予定。
(*) IMV プロジェクトは、世界規模でより最適な生産・供給体制を構築するトヨタのプロジェクトで、昨年8月以降、タイ、インドネシア、アルゼンチン、南アフリカ、インド、フィリピン、マレーシアで順次生産を開始している。この中で、インドネシアはミニバンの生産・輸出拠点、ならびにガソリンエンジンの生産・輸出拠点の役割を担っている。
また、ダイハツとトヨタが共同開発した小型車(ダイハツ名「セニア」、トヨタ名「アバンザ」)を生産しているアストラ・ダイハツ・モーター(PT. Astra Daihatsu Motor 以下、ADM)も、06年に生産能力を現在の年間7.8万台から11.4万台に増強する。このうち、セニア/アバンザの生産能力は、現在の5.2万台から 8.4万台に増強する。投資額は、約1,000万USドル(約11億円)、新規雇用は約700人を計画している。
この結果、06年にはトヨタとダイハツのインドネシアにおける生産能力は、現在の年間15.8万台からフル稼働時で22.4万台に拡大し、合計で約1,200人の新規雇用が見込まれている。
<ご参考>生産能力増強後のインドネシア生産体制(06年以降)
TMMINスンターI工場 | TMMINスンターII工場 | TMMINカラワン工場 | ADMスンター工場 | |
所在地 | ジャカルタ北部 | ジャカルタ北部 | ジャカルタ北西部 | ジャカルタ北部 |
生産開始 | 1973年 | 1977年 | 1998年 | 1992年 |
生産能力(定時) | キジャン ピックアップ年産1万台 | ー | 年産10万台 | 年産11.4万台(うちセニア/アバンザ8.4万台) |
生産品目 | キジャン ピックアップエンジン | プレス部品/型、エンジン/プレス型の鋳物部品 | キジャン イノーバ | セニア、アバンザ、ゼブラ、タルーナ、チュリア |