トヨタ、ダイハツ、「Auto China 2004」にクラウンなどを出展

2004年06月09日
ダイハツ工業株式会社

トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)とダイハツ工業(株)(以下、ダイハツ)は、6月9日(水)から16日(水)まで、北京国際展覧センターで開催される「Auto China 2004」(通称:北京モーターショー)に、クラウンをはじめ合計13台の参考出品車・市販車を展示する。

今回のモーターショーでは、「中国のお客様と共に創る、新たなモータリゼーション」をテーマとして、2005年より中国にて生産・販売を予定している「クラウン」、先端の情報通信技術の活用により、人とクルマとの心通う一体感を追求した、コンセプトカー「トヨタPM※1-01」、中国で初めてのF1グランプリとして、本年9月26日(日)に決勝レースが行われる‘04年F1世界選手権シリーズ第16戦“中国GP”にも参戦する「トヨタTF104」、中国における自動車事業に関しトヨタと長期的な協力関係を樹立している第一汽車集団公司(以下、第一汽車)と共に、中国の自動車研究機関である中国汽車技術研究センター(略称CATARC)と実施している、燃費改善効果の実証テストに使用中の、ハイブリッドカー「プリウス」を披露する他、中国で生産しているカローラ、ランドクルーザー、ランドクルーザープラドなど、クルマの本質的魅力である走る歓び・使う楽しさと、環境への配慮ならびに人への優しさを融合した、様々な車両ならびに先進技術展示物を出展する。

また、トヨタの中のコンパクトカーシリーズとして、中国市場専用に昨年創設した新商品ラインアップ「DARIO(ダリオ)※2」の第1モデル「テリオス」に内外装を主とした改良を加え、6月9日発売を開始、標準車と内外装ドレスアップ車(参考)計2台を出展する。

※1: Personal Mobility with visual communication system
※2: スペイン語で“毎日の”という意味の“diario”に由来した造語(商標出願中)

出展概要は以下のとおり。

1.先進・高品質・信頼の市販車ラインアップ

◇クラウン
「躍動感」のある革新的スタイルと卓越した運動性能により、クラウン伝統の「もてなしの心」を一段と昇華させた、世界トップレベルの高級セダンのあり方を提示
•エクステリアは、書の勢いをモチーフとしたサイドビューに代表される躍動感と気品のある演出とともに、象徴的なクォーターピラーにより、クラウンのアイデンティティを表現
•インテリアは、「もてなしの心・華やかさ」を高い次元で追求し、乗員全てに安らぎと心地良さを提供する室内空間を創造
•新開発プラットフォーム、新開発 デュアル VVT-i 付 V6・3.0リットルガソリンエンジン、シーケンシャル6速オートマチック トランスミッションの採用により、力強い動力性能、卓越した操縦性・走行安定性、静粛性とともに、優れた燃費性能を実現。新開発プラットフォームは、高い衝突安全性能の実現にも寄与
•ワンプッシュでエンジンが始動するスマートエントリー&スタートシステムや、8インチ大型ディスプレイの高性能ボイスナビゲーションなど、世界トップレベルの高級車に相応しい、各種先進装備を搭載したほか、ニーエアバッグの搭載をはじめ、安全/環境の面でも世界トップレベルの性能を確保。

[クラウン主要諸元]


全長(mm) 4,840
全幅(mm) 1,780
全高(mm) 1,470
ホイールベース(mm) 2,850
エンジン デュアルVVT-i付 V型6気筒3.0リットル(ガソリン)

◇カローラ
カローラは、世界140カ国以上で販売され、時代要請を先取りしたクルマづくりにより、 21世紀をリードする乗用車として多くの人々に支持されている。新型カローラは、グローバルスタンダードビークルの創造をテーマに、プラットフォームをはじめ、エンジン、トランスミッション、サスペンションといった主要コンポーネントをすべて最新のものとし、流麗で美しいスタイリングと居住性とを高次元で両立。細部にまでいきわたる高い品質を実現したうえ、走行性能、安全・環境性能を進化させ、本年2月より中国で生産・販売を開始。以降、中国のお客様から高い評価をいただいている。

[カローラ主要諸元]


全長(mm) 4,530
全幅(mm) 1,705
全高(mm) 1,490
ホイールベース(mm) 2,600
エンジン VVT-i付 直列4気筒1.8リットル(ガソリン)

◇ダリオ テリオス
「DARIO(ダリオ)」は、「おしゃれで楽しく、スマートなオリジナリティ溢れるカーライフを提供する」とのコンセプトのもとに中国市場専用に昨年創設。第1モデルとなるコンパクトSUV「テリオス」を発売開始した。この度改良型ヘッドランプ等によりトレンディでファッショナブルなデザインに変身した2台を出品(うち1台は参考出品として内外装をドレスアップし高いSUV性能を感じさせるディスプレイを採用)。6月9日発売開始。

[ダリオ テリオス主要諸元]


全長(mm) 3,845

全幅(mm) 1,555
全高(mm) 1,760
ホイールベース(mm) 2,420
エンジン VVT-i付 直列4気筒1.3リットル(ガソリン)

2.走りの感動と環境の追求

◇トヨタPM-01
「であう、つながる、あつまる」という新コンセプトのもと、先端の情報通信技術の活用により、人とクルマとの心通う一体感を追求した、「着る感覚」の一人乗りパーソナルモビリティ
•上下に開閉するウイングドアタイプのグラッシーキャノピーを採用し、機能的で楽しい生物的デザインを具現化
•キャビンは、ドライバーとクルマとの一体感を目指し、フィット感とワクワク感を演出するとともに、乗降時にスライドするオートスライドシートを採用
•キャビンと足回りの分離構造により、乗降時や走行状況に合わせて車体の姿勢が変化。また、触角のような細身のヘッドランプをはじめ、各種機能に生命体を想わせる構成、構造を採用
•インストルメントパネルには、赤外線式指先検出センサーによる空間入力を実現した「ビジュアルコミュニケーションシステム」を採用し、車両情報はもとより外部からの様々な情報入手が可能
•複数のトヨタPM-01間での情報交換、情報共有化を可能にするとともに、車載コンピューターによるステアリング、アクセル、ブレーキの制御により、自動運転や追従走行機能を付与
※ 2005年3月から愛知県で開催される国際博覧会「愛・地球博」には、同車のコンセプトをさらに進化させ、夢と楽しさを乗せた車「i-unit(アイユニット)」をトヨタグループとして出展予定

[トヨタPM-01主要諸元]


全長(mm) 1,750-2,650
全幅(mm) 1,465
全高(mm) 1,215-1,855

◇トヨタF1カー(フォーミュラ・ワン世界選手権参戦車のレプリカ)
“パナソニック・トヨタ・レーシング”として、フルコンストラクター(単独チーム)での参戦3年目となるF1については、今シーズンを“飛躍の年”と位置付け、新型エンジン“RVX-04”を搭載し、空力面やシャシー剛性などを大きく進化させた新型F1カー“トヨタTF104”と、クリスチアーノ・ダ・マッタとオリビエ・パニスの布陣で参戦中。
•トヨタは、1987年の「香港~北京ラリー」で優勝(B.Waldegard:トヨタスープラ)、1999年の「WRC世界ラリー選手権チャイナラリー」での優勝(D.Auriol:トヨタカローラ)など、中国でのモータースポーツに積極的に参戦している。
•本年、中国で初めてのF1グランプリとして、9月26日(日)に決勝レースが行われる‘04年F1世界選手権シリーズ第16戦“中国GP”参戦を前に、去る3月9日にプレビューイベントを実施した他、今後も9月開催の“中国GP”へ向けて、今回の北京モーターショーをはじめ各種イベントで“F1中国GP”への盛り上げを行う。

◇プリウス
プリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車として初代モデルを発売。昨年そのプリウスを一新させ、さらに進化した高効率な新世代ハイブリッドシステムにより世界最高レベルとなる燃費、低エミッションを追求するとともに、走りの魅力を高めている。さらに、ユニバーサルデザインを念頭に先進の電子制御技術を導入した新しい運転操作系の採用、新しい乗用車のかたちを目指したパッケージとデザインなどにより、時代をリードするハイブリッド乗用車を提示している。
•中国を代表する自動車メーカーであり、中国における自動車事業に関しトヨタと長期的な協力関係を樹立している第一汽車と共に、中国の有数な自動車研究機関である中国汽車技術研究センター(略称CATARC)と、将来自動車の増大に伴って顕在化するであろうエネルギー環境問題の解決方法の一つとして、ハイブリッド自動車の有効性を確認するために、昨年12月15日より、北京を皮切りにハイブリッド車による燃費改善効果の実証テストを開始。
•テストには新型プリウスを4台使用し、本テストを皮切りに、上海・重慶・広州といった中国主要都市でも順次テストを行う予定。

[その他出展車一覧]


ブランド

車種名

国産車 トヨタ(天津一汽トヨタ生産車) ヴィオス
トヨタ(長春一汽豊越生産車) ランドクルーザー
トヨタ(四川トヨタ生産車) ランドクルーザープラド

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