ダイハツ軽乗用車 自由自在にクリエイティブ・カー 新型「ネイキッド」を新発売

1999年11月04日
ダイハツ工業株式会社

ネイキッド ターボ 2WD

ダイハツ工業(株)は、新型軽乗用車「ネイキッド」を11月4日から全国一斉に発売する。

「ネイキッド」は、「自由自在にクリエイティブ・カー」をコンセプトに日常用途での実用性をベースにした、乗る人が主体になれるクルマであり、いままでのクルマとは発想の違う新ジャンルのスモールカーとして、30代男性をメインターゲットとしている。

開発にあたってはまず、軽自動車としての本質を徹底して追求、走る、曲がる、止まるの基本性能はもちろん、利便性、居住性、快適性、安全性、環境対策などクルマとしての総合的な品質を向上させることをねらいとし、特に利便性については、タワーパーキングに入る1,550mmの全高、ほぼ直角に開くサイドドア、超低床フロアのラゲージスペース、大開口ハッチバックドアなど、きめ細かい配慮を行った。

その上で、乗る人が自分の趣味やライフスタイルに応じた使い方や自分だけの工夫ができるよう、室内に突っ張り棒を簡単に固定できる穴や、Cピラーやハッチバックドアの内側にフック等が取り付けられるウェルドナットを埋め込んだ穴を設けたほか、部分交換も可能な3分割フロント&リヤバンパー、簡単脱着式リヤシートの採用など、随所に各種仕掛けを施している。

また、価格についても安全装備、快適装備等充実を図りながら、919千円からという大変お求めやすい設定としている。

車両概要

エクステリア

「ネイキッド」のエクステリアデザインは、「タフ&シンプル」をコンセプトに箱型ボディを採用し、機能と融合させたデザインを提案
骨太のBピラーとCピラー、前後共通のドアパネル、部分交換も可能な3分割フロント&リヤバンパーを採用
ボディシルエットを引き締める薄型ルーフレール&フロントピラーモール、握りやすいバータイプアウタードアハンドルなどを採用
素材感を生かしてスチールそのものに意匠した13インチフルメタルホイール&非対称パターンタイヤを標準装備。ディッシュタイプオリジナルデザインの14インチアルミホイールをオプション設定
パッケージング

タウンユースを考慮し、タワーパーキングへの入庫が可能な1,550mmの全高
乗り降りや横からの荷物の積み下ろしをより容易にする、ほぼ直角(約85°)に開くサイドドアを採用
荷物の積み下ろしを容易にする大開口ハッチバックドアを採用
超低床フロア(490mm)のラゲージスペースは、左右のリヤシートを取り外した状態で最大1,095(VDA法)の荷室容量を確保。さらに助手席シートバックを前倒しすることにより、長さ2.1mまでの長尺物が積載可能
日常の使い勝手を考慮し、地面からドア下までの高さを300mmと高めに設定
インテリア

インテリアデザインも「タフ&シンプル」をコンセプトに板金パネルをデザインモチーフに構成
室内のメインカラーはグリーンとブラックの2色を設定
直線基調のワイドストレートインパネとフロントコンソール、フローティングホーン式4本スポークステアリングを採用
直接手が触れる部分には抗菌インテリアを採用
ユーティリティ

室内のインナールーフサイドに突っ張り棒が使えるバーエンドキャッチャーを片側に4ヶ所ずつ、Cピラーにナットを埋め込んだ穴を左右6ヶ所ずつ、さらにハッチバックドアの内側にもナットを埋め込んだ穴を左右2ヶ所ずつ設け、自分流の工夫がしやすいフリーアレンジインテリアを実現
前倒しフラット助手席シートや左右独立で取り外しできる1脚約8kg(ヘッドレスト付は約9kg)の超軽量リヤシート[シートバック前倒し機構(左右独立)付]の採用により多彩なシートアレンジが可能
汚れや水分を簡単に拭き取れる撥水シート生地とイージーケアマットを採用
安全性

衝突安全ボディ“TAF(Total Advanced Functionボディ)”を採用。TAFの採用により、新国内衝突安全基準(前面・後面・側面衝突)および、新欧州衝突安全基準(40%オフセット前面衝突、側面衝突)に余裕を持って対応し、クラストップレベルの衝突安全性を確保
DVS(Daihatsu Vehicle Stability control system)を採用。DVSは、(1)ABS、(2)TCS(Traction Control System)、(3)横滑り制御、の3つの機能を持ち、雨や雪道などの滑りやすい路面でも安全で快適なドライブが可能<2WDAT車にオプション設定>
ブレーキアシスト付ABSをオプション設定。さらに8インチブレーキブースター&クロス配管を標準装備
デュアル(運転席&助手席)SRSエアバッグを標準装備<Gパッケージ車に標準装備。標準グレード車は運転席のみ標準装備、助手席はオプション設定>
プリテンショナー&フォースリミッター付フロントシートベルトを採用<プリテンショナー機構は2WD AT車にオプション設定>
衝撃感知安全システム(ダイハツ独自システム。衝突時ドアロック解除、ハザードランプ点滅・ルームランプ点灯連動式)を標準装備
エンジン

“TOPAZ(トパーズ)”エンジンシリーズ(2タイプ)を採用。全車に「EFI」、「DLI(ディストリビューターレス・イグニッション)」、「KCS(ノックコントロールシステム)」、「ダイレクト駆動バルブ」を採用し、優れたレスポンスと抜群の信頼性を実現
ツインカムDVVT(Dynamic Variable Valve Timing)3気筒12バルブEFIエンジン[EF-VE型]→ DVVT機構、新開発触媒、2-O2センサーシステムの採用により、クラストップレベルの高トルク、低燃費&低エミッションを実現
平成12年10月から規制開始の新排出ガス規制[排出ガス中のCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)を6万km走行後(運輸省告示走行条件Bパターンによる)でも現行規制値に対して70%以上(数値は10・15モード&11モード)低減]に適合
EF-VE型搭載車は低公害車優遇税制の適用車。また、マニュアル車全車が低燃費車優遇税制の適用車でいずれも自動車取得税の軽減対象となる(低公害・低燃費優遇税制は同時に適用されない)
最高出力(ネット) 43kW/7,600rpm[58PS/7,600rpm]
最大トルク(ネット) 64N・m/4,000rpm[6.5kg・m/4,000rpm]
ツインカム3気筒12バルブEFIターボエンジン[EF-DET型]
→ インタークーラー付ターボチャージャーを搭載することにより、低速域からトルクフルな走りを実現
最高出力(ネット) 47kW/6,400rpm[64PS/6,400rpm]
最大トルク(ネット) 107N・m/3,600rpm[10.9kg・m/3,600rpm]
*TOPAZ(トパーズ)とは"TOP from A to Z"を略した造語。AからZまで、つまり、パワー、エコロジー、信頼性など、すべての面でトップをめざしたパワーユニットという意味。

快適装備

電子カードキーを携帯しているだけでドアロックの開閉とエンジン始動許可が可能な新開発キーフリーシステム(国産車初)をオプション設定
スクロールエアコン(クリーンエアフィルター付)、パワーステアリング、パワーウインドゥ(フロント/リヤ)、パワードアロック(バックドア連動)を標準装備
1DIN ACパワーソケットをオプション設定
用品

ネイキッド専用用品として、リヤシートスタンドやシステムバーなど自分自身で手を加えたくなるオリジナルパーツを多数用意するなど約170点の用品を設定

国内月販目標台数

3,500台

メーカー希望小売価格 (全国統一、消費税は含まず)

[ネイキッド]

[単位:千円]

グレード ミッション 型式 価格
駆動 エンジン
2
W
D
標 準 5MT GH-L750S-GMGF 919
4AT GH-L750S-GPGF 999
ターボ 5MT★ GF-L750S-GMGZ 1,019
4AT GF-L750S-GPGZ 1,099
4
W
D
標 準 5MT GH-L760S-GMGF 1,019
4AT GH-L760S-GPGF 1,099
ターボ 5MT GF-L760S-GMGZ 1,119
4AT GF-L760S-GPGZ 1,199

★写真掲載
*Gパッケージは55千円高。

Gパッケージ専用装備

スモークドガラス(リヤドア/バックドアウインドゥ)、助手席SRSエアバッグ、キーレスエントリー(電波式/アンサーバック機能付)、リヤシートヘッドレスト、助手席&後席シートバックボード、助手席シートアンダートレイ、ラゲージルームランプ、リヤワイパー(2WD車のみ。4WD車は標準装備)

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