環境マネジメント:グローバルでビジネスパートナーと連携した環境活動の推進

当社の企業活動によって生じる環境負荷は子会社やサプライヤーも含んでおり、グループ全体での環境保全活動を実施する必要があります。
資本関係と業種により、関係する会社を下表のようにグループ分けし、ダイハツグループ全体の環境面でのマネジメントを推進しています。

■連結環境マネジメントの対象会社

グループ各社との情報交換の場として、毎年2回/年 グループ環境連絡会を開催し、各種環境情報の共有と相互研鑽を推進しています。
今後は国内重視から、グローバル環境会議に拡大していきます。

■環境マネジメントシステム構築の支援

環境連結対象の生産会社はもとより、出資会社および重点生産会社に対してもEMS(ISO14001)の導入を推奨し、要請があれば認証取得の支援をしています。
2018年度時点で、国内環境連結対象会社の生産子会社すべてが認証を取得し、更新・維持しています。また、すべての生産子会社がトップマネジメントのリーダーシップに対する責任が強化された2015年版の環境マネジメントシステムに更新完了しました。
また、海外の生産子会社のISO14001導入についても、支援しています。

各種環境パフォーマンスの維持向上

CO2排出量低減活動だけでなく、各種環境パフォーマンス(廃棄物、水使用量、水質、VOC)の維持向上にも、グローバルで推進していきます。

■廃棄物・水使用量について

■水質 … 排水の浄化と有効利用

工場から放流される排水の基準は、公共河川や下水といった放流場所の違いや各工場の立地する地方自治体で異なっています。当社では、各工場とも、排水基準を上回るクリーンなレベルまで浄化を行った後、放流しています。

滋賀(竜王)工場では、琵琶湖の水質を守るため大規模な工場排水の浄化設備である「アクアセンター」を設置し、工場排水をほぼ飲めるレベルまで浄化して放流しています。

また、当社グループ車両生産拠点で水使用量の多い塗装工程を中心に水の使用量の削減活動を推進しており、前処理・電着洗浄工程では、洗浄に使った水を有効に活用するなど、水の再利用を徹底し、使用量削減に努めています。また、滋賀(竜王)工場では、構内の排水処理場で浄化した水を湿式集塵機の用水に再利用しています。

海外生産拠点があるインドネシア・マレーシアでは、工場排水が下流にある飲料水採取場に影響を及ぼすことのないよう排水に細心の注意を払っています。

滋賀(竜王)工場 第3アクアセンター 滋賀(竜王)工場 第3アクアセンター

アクアセンターで浄化された後の工場排水 アクアセンターで浄化された後の工場排水

■生産活動における環境負荷物質を適正に管理・低減

当社は、生産活動における環境負荷物質の取り扱いについて、環境取組みプランのほか、各種法規制に則り、適正に管理・低減しています。

大気汚染の原因となるVOC(※)の大気排出については、環境取組みプランのもと、排出量を削減してきました。
また、生産活動で取り扱う化学物質については、法規制などに従って決めた使用禁止物質などの入り口管理をしています。

※ 揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds):塗料などに含まれるトルエン、キシレンなどが代表的な物質。

≪目標と実績≫
当社は、大気汚染の原因とされるVOCの大気排出に関し、主たる排出工程である塗装工程ににおいて、各種排出量削減活動を実施してきました。塗料の塗着効率を向上させるための自動化、ロボット化、静電化や、機器洗浄後のシンナー回収などです。また、VOCの抜本的削減として、ダイハツ九州(株)では、中・上塗塗料の水性化も実施しています。
2019年度のボデー塗装のVOC排出量(※)は25.8g/m²となり、2000年度に対し、約55%削減しています。

※ ボデー表面積当たり排出量の平均値。

■第6次ダイハツ環境取組みプラン 2016~2020年度 

環境保全と自然共生社会の構築に向けた取組み(生産)

■ボデー塗装のVOC排出量推移

(ダイハツ工業(株)およびダイハツ九州(株) 生産拠点の全ライン平均)

・VOC低減の取組み事例 … 塗装排気の後処理
塗装ブース内のVOC濃度高エリアと低エリアを区分し、それぞれに適した排気処理を行うことで、効率的にVOC排出を削減しています。

コペンファクトリー
塗装工程 蓄熱燃焼式排ガス処理装置RTO
(Regenerative Thermal Oxidizer)

・塗装ロボットの塗料供給カートリッジ化
塗料を配管で供給するのではなく、カートリッジで供給することにより、色替時の配管洗浄に伴う塗料ロスを抑制し、VOC排出量を削減しています。

塗装ロボットに塗料カートリッジを採用(コペンファクトリー)

≪大気汚染の防止~SOx、NOx排出量の管理≫
工場の排出ガスには、大気汚染防止法により設備ごとに規制値が設けられています。当社は、生産工場からの排出ガスによる大気汚染を防ぐため、ボイラーや暖房機の排出ガスを定期的に測定・監視することで、SOx(硫黄酸化物)やNOx(窒素酸化物)の濃度を規制値よりはるかに低いレベルで維持・管理しています。

グリーン調達ガイドライン

「ダイハツグリーン調達ガイドライン」は、「第6次ダイハツ環境取組みプラン」を踏まえ、今こそ企業が考慮すべき環境課題を幅広く扱い、特に、環境マネジメントの深化、温室効果ガス・水環境インパクトの削減、資源循環の促進、自然共生社会の構築など、その内容を大幅に充実させております。
私達は、これからもより一層の地球環境との調和を目指した事業活動を進めてまいります。
そのためには、お取引先様のご協力が不可欠となりますので、お取引先様におかれましては、今後ともより一層のお取組みをお願い申し上げます。
なお、今後は規制動向など、めまぐるしい環境変化に対して迅速に内容を見直し、弊社ホームページに随時掲載してまいります。変更の際にはお知らせいたしますので、最新版をご確認の上お取組みいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

■調達活動

販売会社での取り組み

当社は、生産工場だけでなく、販売会社においても省エネ・省資源などの環境対策に積極的に取り組み、各地域での環境保全に貢献します。
当社は、「ダイハツ・クリーンマネジメント・ディーラー認定制度(ダイハツ販売会社環境認定制度)」を制定し、販売会社に求められる環境水準を一歩ずつステップアップしています。

■「ダイハツ・クリーンマネジメント・ディーラー」認定制度

この制度は、販売会社による「店舗環境診断」(自主診断)において、認定基準を満たしている販売会社の申請に基づき、当社の審査員が、環境マネジメント体制の構築や環境保全への取組みについて現地審査する制度です。審査の結果、基準を満たした販売会社を「ダイハツ・クリーンマネジメント・ディーラー」と認定します。認定の有効期間は3年間ですが、次の更新審査までの期間中、販売会社は年1回の自主診断に基づき改善を実施するなどPDCAサイクルの中で環境への取組み向上を行っています。
今後は、環境パフォーマンス(CO2、廃棄物排出量)向上に取り組んでいくとともに、販売会社間での相互監査実施など、さらなるレベルアップに取り組んでいきます。

SDGs・CSR・環境の取組み

サステナビリティの考え方

環境への取組み

ダイハツグループ環境アクションプラン2030

環境マネジメント

循環型社会の構築

自然共生社会の構築

低炭素型社会の構築

自動車リサイクルへの取組み

車種別環境情報

第7次ダイハツ環境取組みプラン2021~2025年

社会への取組み

コーポレート・ガバナンス