インドネシア事業

7人乗りMPV「セニア」

ADM R&Dセンター開所式の様子(インドネシア)※

※ 2017年当時

主な取り組み

■2000年代からトヨタとの共同開発プロジェクトをスタート

2000年代、ダイハツとトヨタはお互いの車両開発や生産技術を融合させ、インドネシアにおける新ジャンル商品をつくる共同開発プロジェクトをスタートしました。新型車はインドネシアで人気のあるボンネットタイプを採用し、ダイハツの小型車づくりの強みを生かした7人乗り三列シートミニバンとしました。2004年にダイハツ「セニア」、トヨタ「アバンザ」として発売され、生産はADMが担いました。スタイリッシュなデザインの小型ミニバンという新たなジャンルを開拓した新型車は、お求めやすい価格で高品質で高い人気を博し、立ち上がりから企画を大きく上回る出荷台数となり、インドネシアにおけるクルマの普及、市場の拡大に大きく貢献しました。

ダイハツ「セニア」、トヨタ「アバンザ」発表会

初代「セニア」

■エコカー政策「LCGC(Low Cost Green Car)政策」にいち早く対応

2010年代になると、インドネシア政府が検討していたエコカー政策である「LCGC(Low Cost Green Car)政策」にいち早く対応すべく、日本の軽自動車「ミラ イース」で培った小さく、軽く、お求めやすい価格を実現できるクルマづくりの技術やノウハウを投入した新型車を開発。2012年に稼働開始したカラワン新工場で、ダイハツ「アイラ」、トヨタ「アギア」として生産を開始し、他社に先駆け2013年に市場に投入しました。さらに2016年には人気のMPVタイプとして、ダイハツ「シグラ」、トヨタ「カリヤ」の生産も開始しました。
新規取引先の開拓などを通じて現地調達率を高めることで、お求めやすい価格を実現するとともに、ダイハツならではの低燃費技術や使い勝手の良さで、クルマを初めて購入するエントリーユーザーをはじめ、多くのお客様にご好評いただき、新たなマーケットの創出につながりました。

LCGC政策適合第1弾 初代「アイラ」

LCGC政策適合第2弾 多目的乗用車「シグラ」

■自動車産業発展と持続可能な社会へ向け現地化を推進

ADMはインドネシアの自動車メーカーとして最大規模のR&Dセンターを有しており、ローカルエンジニアやデザイナーが多数活躍しています。インドネシアならではの環境下での試験などを実施し、現地に最適なクルマの開発と人材育成を推進しています。
また、現地生産も拡大しており、2工場で53万台と、インドネシアで最大の生産能力を有しています。工場は「SSC(シンプル・スリム・コンパクト)」の考え方に基づき、安全性や快適に働く環境にこだわり、高い生産性と高品質の両立。現在カラワン工場では第2ラインの立ち上げを準備しており、カーボンニュートラルの実現を目指した最新の工場となる見込みです。
また部品についても現地生産化を推進し、従来日本から輸出していたCVTは、2021年に設立した「ダイハツ・ドライブトレーン・マニュファクチュアリング・インドネシア(DDMI)」での生産に切り替えました。
ダイハツは今後もインドネシア自動車産業の発展と持続可能な社会の実現に向けて、現地化を推進してまいります。

アストラ・ダイハツ・モーター社( ADM )カラワン工場

ダイハツ・ドライブトレーン・マニュファクチャリング・インドネシア社( DDMI )

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