マレーシア事業

コンパクトハッチバック「アジア」

PGMSB 工場

主な取り組み

■1990年代より第二国民車プロジェクトへ参画

1980年代よりマレーシア政府は、高品質・低価格な国産自動車の普及を目指し、国民車プロジェクトを推進してきました。1990年代に入ると普及を加速させるため、より低価格な小型車の国民車メーカー設立の検討が始まり、当時のマハティール首相からの提案を受け、ダイハツは第二国民車プロジェクトへ参画しました。
そして設立されたのが「Perodua(プロドゥア)社」です。1993年に第一弾商品として、ダイハツの軽自動車「ミラ」をベースにしたマレーシア専用モデル「カンチル」を発売。マレー語で鼠鹿(アイアイ)を意味し、賢くキュートで俊敏なイメージが込められたカンチルは、当時マレーシアがモータリゼーションに入る時期に重なったこともあり、販売は好調にスタートしました。また、プロドゥアの工場は生産ラインや職場管理にダイハツのノウハウを導入し、高効率・低コストを目指しました。

調印式の様子

初代「カンチル」

■競争力強化に向けた構造改革

2005年に発売した小型車「マイヴィ」が好評を博すなど、プロドゥア車はお求めやすい価格と高品質などが評価され、2006年にはマレーシア市場でシェアトップを獲得し、成長を続けてきました。一方2010年代からは、市場の自由化などを見越し、国際競争力強化に向けた構造改革をスタート。その象徴となったのが、新会社「プロドゥア・グローバル・マニュファクチャリング」です。新工場ではダイハツの「SSC(シンプル・スリム・コンパクト)」の考え方や生産技術を導入したことに加え、新たにローカルスタッフを採用し、ダイハツの工場(日本)でも実地研修をする等、ローカル人材の育成に力を入れました。
また商品面では、エコカー政策であるEEV(Energy Efficient Vehicle)政策にいち早く対応し、2014年に構造改革第一弾となる新型小型車「アジア」を発売。日本の「ミラ イース」の低燃費、低コスト化の技術やノウハウを採用した新型車は予想を遥かに上回る売れ行きとなりました。
さらに2016年に第二弾として発売した新ジャンルの小型セダン「ベザ」には、新エンジン工場である「ダイハツ・プロドゥア・エンジン・マニュファクチャリング社」で生産したエンジンを搭載。アッパーボデーの開発はプロドゥアで実施するなど、現地生産の拡大に加え、開発力の強化も推進しています。

新会社「プロドゥア・グローバル・マニュファクチャリング

EEV(Energy Efficient Vehicle)政策 第一弾 初代「アジア」

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