ダイハツは、軽自動車の本質とは何かを徹底的に考え、「低燃費・低価格」という答えにたどり着きました。軽自動車の本質を追求したクルマ「ミライース」は既存技術を極限まで磨き上げ、高価なデバイスを使うことなくハイブリッド車並の低燃費を実現しながら、徹底した原価低減活動と調達活動により、軽自動車にふさわしい価格を実現しました。「第3のエコカー」は、この軽自動車の本質を考えることから始まったのです。
当社は低燃費・低価格・省資源のクルマづくりを通して、世界のお客さまに愛されることをめざしています。そのコア技術となるのが、当社独自の低燃費技術であるe:Sテクノロジー(Energy Saving Technology)です。
モーターなどの高価な付加機器を使わずに、極限まで効率を高めたエンジン/CVTや軽量・高剛性ボディ、空気抵抗の低減やエンジンルーム内の熱マネジメント、停車前アイドリングストップ、減速エネルギー回生など、既存技術を徹底的に磨き上げることにより、低コストでトップレベルの環境性能を実現。合理的な設計による部品点数の削減は、車両トータルでの省資源化にもつながっています。
ダイハツのクルマづくりの原点である「お客様に寄り添ったモノづくり」への想いは、今も100年前も変わりません。日本の地方や新興国の方々まで、お求めやすい価格で扱いやすく、高品質なクルマをお届けするために、私たちは挑戦してきました。そして、刻々と変化するお客様のニーズや使われ方の変化にスピーディーに対応するため、「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」という3つの価値にこだわり、ダイハツが全社一丸となって取り組んだ新たな挑戦こそ、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)です。
生産
1ミリ・1グラム・1円にこだわったダイハツの良品廉価なクルマづくり。この実現のために、ダイハツでは独自の生産コンセプト『シンプル・スリム・コンパクト』を導入しています。工場面積を従来の1/2にするなど設備の簡素化や作業の集約化を図ることで、お互いの作業に目を配れ、助け合える環境を生み出すことができ、質の高いモノづくりにつなげています。