CHALLENGER’S FILE

法規・認証
事務系/技術系

心血を注いで開発されたクルマの
認証取得をサポートする。

Y.N.

2019年入社(新卒)

工学部 機械・材料工学科卒

WORK

仕事内容

技術的知識と法規読解スキルを駆使し
認証試験合格に向けて動く。

クルマを大量生産するには、認証を取得する必要があります。書類を申請し、それに基づいて認証試験を受けますが、私は後者の認証試験の企画・実行を担当しています。たとえばタントという一つの車種でもさまざまな型式があるなかで、どういった仕様の車両で試験を行えば、申請しているすべての仕様を網羅できるかを検討し、それをまとめた「選定事由書」を審査機関に提出して説明します。続いて、選定した車両が法規の要件を満たしていることを審査機関に確認してもらう「認証試験」を実施します。多くは新規車種が対象ですが、一部、すでに上市されている車種についても法規変更に伴って認証試験を行う場合があります。
この仕事では、クルマ全般にわたる技術的な知識と、難解な法規文章を読解するスキルの両方が求められます。また、自身が設計に携わっていないクルマの全容について、設計部門からしっかりヒアリングして正確に理解し、審査機関に正しく伝えるところにも神経を使います。一方で、自身が認証試験を担当した車種がしっかり合格をもらって認可を取得できた時は、やりがいを感じます。新しい法規ができた時などはかなり早期の段階から開発部門と連携することもあり、量産の直前まで長期にわたって認証の立場で開発に携わることができる点も、この仕事の醍醐味です。

POLICY

心がけていること

法規適合を目指し、開発部門と
密にコミュニケーション。

認証業務はよく「最後の砦」と言われます。開発部門で作り上げたクルマについて正しい認証書類を作成し、正しい認証試験を遂行するため、開発段階で「法規適合確認」を行いますが、その際、認証試験担当者としてしっかり社内チェックすることが極めて重要となります。どのような規定・ルールがあるかを常に確認し、それらを徹底したうえで法規不適合を見逃すことなく、仮に問題がある場合は開発部門に差し戻すなどして、法規に適合するよう変更を求めなければなりません。このように、認証試験を問題なくパスするために開発部門と審査機関との橋渡しを務めることから、開発部門とのコミュニケーションや連携は特に重視して業務を進めています。

CULTURE

職場の雰囲気

さまざまな属性のメンバーが集まる
にぎやかで風通しの良い職場です。

部内には技術系・事務系、老若男女問わずさまざまなメンバーが在籍していて、多種多様な業務に携わっています。ダイハツのなかでは比較的女性も多く、どのような強みを持つ人でも活躍できる職場ではないでしょうか。部長をはじめ管理職クラスの人がフランクであることも、非常に風通しが良く、働きやすい環境につながっていると思います。フロアはフリーアドレスで、コミュニケーションも多くにぎやかな雰囲気です。ここ数年でメンバーが増えたため、以前より在籍していた私は、何かと質問を受けることが多くなりました。経験しないとわからないことも多々あるので、私たち経験者メンバーがサポートしながら業務を推進しています。

私が夢見る『輝くセカイ』

確実な法規の適合をサポートし、
お客様の安全・安心を揺るぎないものにする。

自動車を開発するうえでは切り離せない法規・認証業務。知恵を絞り、手間暇をかけて作り上げたクルマが法規を満たしていなければ意味がありません。これからも、確実な法規の適合をサポートし、乗車くださるお客様の安全・安心を揺るぎないものにしていきたいと考えています。
そのために、「法規・認証業務のことはこの人に聞けば解決する」と思われるような法規認証のスペシャリストになるのが目標です。あらゆる認証試験に詳しくなることをはじめ、「法規がどのように作られるのか」「法規に関する情報をどのように収集するのか」といった点についてもスキルを身につける必要を感じています。最近では、世界共通の国際法規や、出荷先となる各国の独自法規などの情報を収集する業務にもチャレンジしており、歩みを進めています。