「つながるクルマ」で
社会課題を解決する。
T.H.
2022年入社(キャリア)
理工学部 情報システム工学科卒
WORK
仕事内容
インターネットなどの通信機能を搭載した「つながるクルマ」、コネクティッドカー。クルマをネットにつなぐことによりスマートフォンアプリを通じて、ドアロック忘れの通知、緊急時の自動通報、車内エアコンの遠隔操作、駐車場所の確認など、安全安心&快適なカーライフをお手伝いするさまざまなサービスが可能となります。私はそうした機能を実現するため、クルマ~クラウドセンター~ユーザーをつなぐシステムの開発に携わっています。
これまではクルマを出荷するまでのビジネスでしたが、これからは、IoT関連サービスを24時間365日提供していかなければならないという点で、私たちダイハツにとっては事業の大きな転換点となります。その立ち上げに携わる開発メンバーとしての責任ある仕事に、日々やりがいを感じながら取り組んでいます。開発推進にあたっては、システムの深い理解と緻密な計画が求められ、また社内でも初めての試みということもあり、技術的な難しさを実感していますが、サービスが実現すればさまざまな社会課題の解決につながると信じて、奮闘しています。
CULTURE
職場の雰囲気
前職ではIT業界でSE業務を担当しており、ダイハツには「AWSを用いたコネクティッドカーのシステム開発担当者」として入社しました。この部署には異業種からのキャリア入社メンバーが多く、なかでもIT業界出身者が多数派を占めているためか、職場にはどことなくIT業界を感じさせる空気が漂っています。
ダイハツと聞くと「昔ながらのメーカー」「新しい挑戦がしづらいのでは?」というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、実際は新しい知識や技術、視点を歓迎する雰囲気があります。私自身も、自分の意見にきちんと耳を傾けてもらえる風通しの良さに助けられています。また、背景や年次に関係なくフラットに議論できる環境がある点も、コネクティッド開発という新しい分野を切り拓くうえでとても大きな力になっていると感じています。
POLICY
心がけていること
プロジェクトを進めるなかでは、意見のぶつかり合いも珍しくありません。技術的なアプローチの違いや、お客様満足についての考え方、プロジェクトの進め方などで、時には真っ向から意見が対立することもあります。しかし私は、それをネガティブなこととは捉えていません。むしろ、そうした違いこそがより良いプロダクトを生む源泉だと感じています。大切なのは、その違いを放置して壁を作るのではなく、しっかり対話してお互いに理解し合うことだと思います。「なぜそう考えるのか」「チームとしての最適解は何なのか」、そうしたやりとりを丁寧に重ねることで、単なる妥協ではなく、より良い着地点を一緒に見つけていくことができます。そのような考えから、私は意見が違う時こそ「聞く姿勢」と「言葉の選び方」を大切にしています。
私が夢見る『輝くセカイ』
私が夢見る「輝くセカイ」は、テクノロジーが人にやさしく寄り添い、誰もが安心して、自由に移動できる未来です。クルマが「単なる移動手段」ではなく、「人と人をつなぐ存在」「暮らしのパートナー」になる世界。それを実現するのが、コネクティッド技術だと思っています。
コネクティッド技術の導入により、車両データを活用した予防保全や、異常検知による事故の未然防止、さらには自治体や地域交通との連携による次世代型の移動サービスなど、クルマの可能性はますます広がっていきます。クルマの進化によって解決策がもたらされる社会課題も、増えるに違いありません。
そのようなセカイの実現を目指し、私はエンジニアとして「人を想う視点」を持ち続けながら、誰かの暮らしを変えるサービスを作っていきたいと思っています。