CHALLENGER’S FILE

バリューチェーン
事務系

海外向けの用品ビジネススキームを構築する。

T.A.

2007年入社(キャリア)

経済学部 経済学科卒

WORK

仕事内容

海外開発拠点との契約書作成から
収益分析、新スキームの検討まで。

海外向け車両に装着される、アルミホイールやドライブレコーダーといったカー用品に関わる業務を担当しています。海外のカー用品開発拠点やダイハツの開発部門と協力して、より良い用品を生み出すのがそのミッション。具体的な担当業務はいくつかあり、まずは事業の企画に基づいて、新たな海外開発拠点と締結する契約書の作成が挙げられます。全編英語で、かつ専門用語満載の契約書の精査は極めて困難ですが、今後のビジネス展開に不可欠なものであるとの認識から根気強く取り組んでいます。
また契約締結後は、当該ビジネスから生まれた収益を分析することによって、将来に向けた新たな用品ビジネスのスキームを検討することも重要な業務となっています。現在、複数の国でこうした取り組みを進めていますが、ダイハツではここ数年で新たに始まった試みであり、社内に専門家がいません。そのため、自身が「当ビジネス分野の第一人者」という自覚のもと、プロジェクトを推進しています。

POLICY

心がけていること

関係者の心に響く説得により、
「やりたい」と思ってもらう。

営業、企画、生産、開発、管理など、さまざまな分野の多くの関係者と協力し合うことで、自身の能力や専門性を超えたプロジェクトを実現していくのは、ダイハツのような大企業で働く醍醐味の一つと言えます。実際、私もそうしてキャリアを積んできましたが、関係者が増えると、それだけ知識や価値観を異にする人も増えていくため、ベクトルを合わせて仕事をすることが難しくなります。そこで私が大切にしているのが、「“理解”と“納得”は違う。その両方が得られてこそ良い結果につながる」という考え方です。
ビジネスの場において、業務を正確に遂行するのに欠かせない「理解を得る」は重視されていますが、一方の「納得を得る」はおろそかにされているケースが散見されるように感じています。「納得を得る」とは、わかりやすく言うと「やりたいと思ってもらえる」こと。つまりは、気持ちの問題です。納得が得られなければ、たとえ正しいことを訴えても関係者のモチベーションが上がらず、結果として成果にもつながらない・・・。そんな経験もしてきました。
そうした経験から、プロジェクトを推進する際は関係者の気持ちを汲んだうえで、それぞれの心に響く説得や働きかけをし、「納得を得て」取り組んでもらえるよう心がけています。

WORK STYLE

働き方

リモートワーク中心で業務を行い、
有給休暇も頻繁に取得。

今の職場はリモートワークなどの柔軟な働き方をさせてくれるので、ワークライフバランスが非常にとりやすいと感じています。最近子どもが生まれたのですが、家事や育児を妻と分担する都合上、極力リモートワーク中心で業務を行い、有給休暇も頻繁に取得しています。育児による休暇や在宅勤務を申し出やすい雰囲気があるので非常に助かっています。
また、終業後に大学の社会人向け講座を受講していた時期があったのですが、職場よりも自宅の方が教室に近いこともあり、講座がある日は基本的にリモートワークをしていました。このように、比較的柔軟な働き方ができる環境が整っていると思います。

私が夢見る『輝くセカイ』

これからを担う事業の企画立案を
リードしていく存在になりたい。

ダイハツの得意とする「比較的安価で小さいクルマ」は、「人々の足として生活を支える」という、非常に意義深い社会的使命を担っています。一方でその性質上、利益確保のため安易に価格を上げるのが難しいという点に、ダイハツのビジネスの難しさがあります。私は、その課題を解決し、ダイハツが「社会への貢献」と「事業の継続」を両立できるような事業の企画立案をリードしていく存在になりたいと考えています。
たとえば、私が現在担当している用品ビジネスにおいても、そこでしっかり利益を確保できるスキームを構築できれば、多少なりとも事業継続への貢献につながります。技術系人材がモノづくり分野で会社に貢献するならば、事務系の私は事業構造分野で貢献していきたいと思います。まして今は、クルマをとりまく世界が大きく変わろうとしている時。それをチャンスと捉え、来るべき時代にしっかり活躍できるよう、力をつけているところです。