クルマの品質を守る
「最後の砦」を担う。
S.T.
2017年入社(新卒)
理工学部 機械工学卒
WORK
仕事内容
海外向け新規車両の開発プロジェクトにおいて、品質保証業務に携わっています。目指すはズバリ、「生まれの良いクルマ」。世の中に出すにあたって、お客様にご迷惑をおかけすることのないクルマを目指し、クルマづくりの全プロセスにわたって品質面からアプローチする、スケールの大きな仕事です。
また、海外向けということから、国内に比べてノイズに厳しいニーズなど、各国の地域性を考慮する必要があり、実に奥が深い業務でもあります。そのため、現地メンバーから市場の声を収集したうえで、必要であれば社内関係部署と品質向上の折衝をしながら、各国のニーズにマッチした品質を備えたクルマづくりに努めています。
実は以前、私は市場で発生した不具合対応の業務に就いていたことがあり、そこでお客様の生の声にふれた経験から、品質の作り込みがいかに大事であるかを身にしみて知りました。そのため、お客様との信頼関係を築くために必要不可欠な「品質」を守る、いわば「最後の砦」を担う今の仕事に、大きな責任感とやりがいを感じています。
POLICY
心がけていること
入社2年目で、初めての海外出張を経験しました。インドネシアで、現地事業体メンバーと協力して市場不具合を調査するという任務でしたが、英語スキルも業務経験も乏しかったため、現地メンバーとうまくコミュニケーションがとれず、関係性を築くこともできませんでした。悔しい思いで気分も沈んでいた出張最終日、現地の管理職メンバーから声をかけられ、言われたのは「タナカさん、Give & Takeですよ。それがお互いの関係構築で一番大事」という一言。ハッとしました。思えば出張中、自分は「Take」ばかりだったなと・・・。
それ以降、この「Give & Take」を自身の行動軸の一つとして大切にしています。「国内事業体と海外事業体の立場」、「品質保証部の立場と他部署の立場」、「自分自身の立場と他のメンバーの立場」などをよくよく考慮しながら、自分は相手に何を「Give」できるかを考え、そのうえで「Take(協力をお願いする)」を求めることで、自分一人ではできない大きな業務を成し遂げるように心がけています。おかげで、入社4年目でタイへ出向した際は、現地メンバーとうまく関係性を構築することができました。
APPEAL POINT
ダイハツの魅力
ダイハツには、若手の成長を後押しするような環境づくりを会社が考えてくれる風土があり、自分自身が前向きに取り組めば着実に成長していけると感じます。私自身、これまで「市場不具合に対する品質保証活動」や「材料目線での品質保証活動」、また「海外事業体の立場としての品質保証活動」など、さまざまな業務を経験してきました。これを「いろいろ回された」と捉えるか、「学びの機会をもらった」と捉えるかは大きな違いです。
振り返ると2年目の海外出張も、ほぼほぼ業務などまともにできないと上司はわかったうえで、経験を積ませる目的で行かせたのだと思います。同じ「品質」分野の業務でも、これまで多様な立場で携わってきたからこそ、今こうして品質保証全体を視野に収める仕事ができているのだと実感します。自分自身が全力で取り組めば、自分が想像している以上に成長していける環境が、ここにはあると保証します。
私が夢見る『輝くセカイ』
「小さい×廉価」を強みとするダイハツ車だからこそ、全世界中の地域発展に貢献できるパワーがあると思っており、自分自身も「品質」面でこの大きな目標に貢献していきたいと考えています。これまで東南アジア各国に赴き、日本では考えられないような環境でクルマが走っているのを目にしてきました。そうした使用環境で、ラストワンマイルを担うモビリティを求めている人たちに対し、ダイハツならきっと良い商品を提供できると信じています。
世界中の人たちの暮らしを豊かにするクルマづくり。そこに貢献すべく、これまでの経験を生かして、どんな国の現地メンバーとも良好なコミュニケーションを図り、ともに目標を達成することのできる人材へと成長していくことが、私の目指す将来像です。