CHALLENGER’S FILE

生産技術/製造技術
技術系

人を魅了し、環境にも優しい
カラーバリエーションを実現する。

N.J.

2020年入社(新卒)

工学部 第四類 輸送機器工学課程卒

WORK

仕事内容

新しい車種の量産立ち上げに際し
バンパー塗装の生産準備業務を担う。

塗装生技室では新しい車種の量産立ち上げに際し、塗装工程の生産準備や、塗装に関係する材料の開発などを行っています。そのなかで私が担当しているのは、バンパー塗装の生産準備業務。新たに生産がスタートする新車種の塗装仕様やカラーバリエーション数に応じて、塗料を供給する配管の新設・改造などを手がけています。
設備製造や据え付け工事はメーカーに委託しますが、要求品質を実現するためにどのような設備にすればよいかという仕様検討は、私の役割。予算が決まっているなか、塗装品質やコストといった条件に加え、実際の製造ラインを担う製造部の要望にも応えながら、ベストな落としどころを探り、最適解の設備をかたちにするところにやりがいを感じています。

EPISODE

エピソード

まっさらな状態の建屋に、
ピカピカの設備が設置されていく。

入社して最初の配属先が、新しい工場の立ち上げを担うグループだったのですが、当時まさに新工場の建設真っただ中というタイミングでした。まっさらな状態の建屋に、ピカピカのロボットやコンベアなどの設備が次々と設置されていき、試験を経て通常稼働していくまでの様子を実際に、それも入社一年目で目にできたことは、貴重な経験として非常に印象に残っています。
私自身は当時、塗装工程の理解すらできていない状態で現場に飛び込んだので、先輩の指示のもと日々バンパーを運んでラインに流し、塗装後の塗膜を計測して規格をクリアしているかを確認して…、といったトライ業務をこなすので精一杯でした。新工場の立ち上げはそう何度も経験できることではありませんが、チャンスがあれば次回はぜひ最初の設備検討から完成までを自身で担当したいと思っています。

CULTURE

職場の雰囲気

「社会人って明るいんだなー」
それが配属当初の印象。

メーカーはカタいというイメージがあるかもしれませんが、私の所属部署についていえば、わいわいと明るく楽しい雰囲気の職場です。配属当初、まず「社会人って明るいんだなー」と感じたのを覚えています。フレンドリーに話しかけてくれる人も多かったので、内向的で初対面の人と話すのが苦手な私でも、すぐになじむことができました。
特にありがたかったのが、面倒見の良い先輩が新人の私を連れて、製造部や生産管理部などの他部署の人たちに「今年入社した新人なのでよろしく」と紹介してくれたこと。おかげで、関連部署への相談事などがしやすくなり、とても助かりました。その先輩が、現在のチームリーダー。意見の言いやすい風通しの良い雰囲気をつくってくれるので、のびのびと仕事ができています。

私が夢見る『輝くセカイ』

環境により優しい方法で
自動車のカラバリを実現。

お客様が自動車を選ぶうえでカラーバリエーションは不可欠な検討要素であり、塗装工程はそれを左右する重要な役割を担っていると感じています。一方、その塗装工程では乾燥炉に膨大なエネルギーを必要としたり、VOC(揮発性有機化合物)を排出したりと、環境への負荷が大きいことも認識しています。そのため将来的には、新技術で開発された設備や塗料の導入、あるいは新工法の採用により、環境により優しい方法で自動車のカラーバリエーションを実現したいと考えています。
それができれば、街なかで走るダイハツ車を彩るカラーは、さらに美しく輝いて見えるにちがいない…、そう夢見ています。