経営層の意思決定につながる
数字を導き出す。
M.S.
2015年入社(新卒)
人文・文化学群 日本語・日本文化学類卒
WORK
仕事内容
原価計算と呼ばれる業務を担当しています。原価計算とは、製品の製造やプロジェクトについて、それぞれどのようなものにいくら費用がかかったかを計算し、集計する仕事です。導き出した数字は最終的に、経営の成績表ともいえる損益計算書に反映されます。また同時に、原価はすべて部門や個々の製品などに紐づけて整理され、ダイハツにおいてどの事業・商品が儲かっていて、何のコストが利益を圧迫しているかを把握できることから、経営層が意思決定を行う際の資料としても用いられます。
また、事業で何か新しいことを始める時や、現場でトラブルが発生した時などは、経理上どのような手続きが望ましいかを検討し、担当者に案内しています。どの業務も経理の専門知識が求められますが、学生時代は文系で、経理とは遠い学問を専攻していたので、専門知識はすべて入社してから主に実務を通して身につけました。
REWARDING
やりがい
経理と聞くと現場から遠いように思えるかもしれませんが、実は「こういうことにお金を使いたい」「こんなことが起こってしまった」など、お金の相談事は想像以上に寄せられます。そうした費用の発生理由や流れを把握することで、開発や先行研究、製造の現場で今「何をやっているのか、何が起こっているのか」といった会社の動きを知りえるのは、この仕事のおもしろいところです。
また、決まった業務ではないのですが、時にプロジェクトにも参画します。海外子会社の立ち上げに際し、経理スキームの確立をサポートしたり、全社の棚卸システムの更新に際し、原価計算の専門家という立場でメンバーに入ったり。それまで培ってきた知識やノウハウを活かせる一方で、新たに勉強しなければならないこともあり、プロジェクト自体は大変ですが、大きな達成感を得られます。
CULTURE
職場の雰囲気
まじめで、良い人が多いと思います。まじめである分、仕事には厳しい面もありますが、相談すると皆さん手を止めて耳を傾け、いろいろとアドバイスをくれます。自分のなかに明確な意見がある場合は、それを上司に言ってもしっかり受けとめてくれるし議論もしてくれます。ただしその議論は、厳密性を問う経理という業務の性質上、非常に論理的です。「これはなぜ正しいとされているのか?」を突き詰めて考え、ロジカルに答えを導き出す風土があります。
働き方という点では、経理部は実にホワイトだと感じています。決算時期などの繁忙期はありますが、普段は残業もほぼなく、在宅勤務もやりやすい環境で、有給休暇も気兼ねなく取得できています。
私が夢見る『輝くセカイ』
何か困りごとができた時、「この人に聞いてみよう」「この人なら何でも知っている」と周囲に思われ、気楽に相談されるような経理のプロフェッショナルを目指しています。これまで約10年にわたって経理業務を担当してきましたが、どちらかといえば一つの分野に深く携わってきたので、これからはもう少し広く知識を身につける必要があると感じています。そして、一つのことについて答えを出す際、財務会計や管理会計など、あらゆる視点から見て問題のない答えを導き出せる力を養いたいと考えています。