CHALLENGER’S FILE

生産技術/製造技術
技術系

使命感とやりがいを胸に、
安全品質の「とりで」を守る。

K.T.

2010年入社(新卒)

機械工学科卒

WORK

仕事内容

品質管理の側面から、
モノづくりに貢献する仕事。

入社して以降、品質管理担当として主に量産ATやDCVTトランスミッションにおける不具合の調査・分析、およびその対策業務を手がけてきました。不具合にもいろいろあり、特に再現しない不具合については、異常部位を特定するために販売店へ実車確認へ行くなど、粘り強く調査することが原因究明につながると考えています。
現在は、ハイブリッド車や電気自動車の車種拡大を見据え、次期電動ユニットの内製化に向けた品管生産準備に携わっています。新たに製造することになるユニットや部品の品質を確認するための新しい試験機器の導入をはじめ、設計要求品質を満足できているかどうかの品質評価・データ考察などを行っています。

POLICY

心がけていること

量産開始後の品質不具合ゼロを目標に、
工程品質の確かさを現地現物で確認。

次期電動ユニット内製化の立ち上げに向け、直近1年間は、電動化が先行しているトヨタ自動車へ出向し、構成部品の生産準備業務を経験しました。ダイハツに戻った今は、出向で培った電動化に関する知識や技術、さらには過去の不具合事例などを社内メンバーと共有し、品質不具合ゼロを目指して準備を進めているところです。
とにもかくにもダイハツでは前例のないチャレンジなので、わからないことや課題は次から次へと出てきます。その都度、出向時に築いたパイプを用いて大先輩のトヨタ自動車に問い合わせ、知見を共有してもらうとともに、自分たちでも「現地現物」での確認を合言葉に、工程品質の作り込みや弱点工程の洗い出しなどを行い、少しずつ前へと進んでいます。ほどなく、内製化に向けた新規設備が入ってきます。それが果たして構想通りに品質を担保できるか、これからが一番の勝負どころです。

REWARDING

やりがい

お客様に一番近い部門として、
発生した不具合に迅速に対応。

ユニット品質管理部では、後工程で不具合が発生した場合、再現確認を行うため、不具合モードを再現したユニットを実車に載せ、テストコースで走行試験を実施することもあります。私がこれまで経験してきたのは、専用の音測定器を用いた走行中の異音調査や、故障診断テスターを使用したユニットの変速異常調査などを行いますが、それらに加え、材料解析装置での材質特定など、さまざまな調査・解析手法を用いて原因究明を行います。
そうしてスピード感を持って、確かな安全品質のユニットをお客様へお届けできるように取り組んでいます。私は、こうした品質管理のプロセス全体に、安全品質の「とりで」を守る使命感とやりがいを感じています。

私が夢見る『輝くセカイ』

自ら海外へ赴いて、
脱炭素社会の実現に貢献したい。

私が現在担当している電動化プロジェクトでは、ダイハツ初の内製化に取り組む部品もあり、ベースとなる知見がないため苦労していますが、国内での垂直立ち上げに品質管理の側面から貢献し、成功させることが重要な使命と考えています。その後、いずれは新興国などの海外へも展開する日が来ると思いますが、その時は自らがその地へ赴き、立ち上げに携わることにより、脱炭素社会の実現に貢献していくのが、今の私の夢見るセカイです。