CHALLENGER’S FILE

性能開発・評価
技術系

空力の観点から燃費改善に挑む。

K.S.

2017年入社(新卒)

工学部 機械工学科卒

WORK

仕事内容

デザイン性、機能性と
空気抵抗係数低減の両立を目指す。

昨今の厳しい燃費規制をクリアし、低燃費のクルマをお客様に届けるためには、燃費改善が不可欠です。私は、その燃費改善を実現するため、車両の空気抵抗係数(CD値)の低減に取り組んでいます。まずはデザイナーが作成した車両デザインデータを元にデジタル上でCD値を予測し、その後、実物大のクレイモデルを用いた風洞試験を実施して実際のCD値を測定します。また、CD値低減のために取り付ける空力パーツと呼ばれる部品の評価・検討も行います。
開発する機種ごとにCD値の目標が決まっているため、それに達しない場合は、デザイナーや設計担当者などと協力して、デザイン性や他機能を損なわないかたちでCD値が低減するよう調整を図ります。何度も意見交換しながら、燃費改善とデザイン性、機能性とがうまく共存するように持っていくのが、難しいところです。

POLICY

心がけていること

コミュニケーションを多くとり、
相手を思いやる。

さまざまな担当者と協力しながら何度も議論を繰り返すため、できるだけコミュニケーションを多くとることや、相手を思いやることを心がけています。たとえばデザイナーに対しては、「こういう調整方法なら、デザインコンセプトをクリアできるのでは?」と、相手の立場に立って考えたプランを提案したり、設計担当者に対しては、空力パーツの要件をこちらからわかりやすく提示したり、設計が重視している機能性を十分に考慮した代替案を用意したり。そうした心がけが、より良い解決策につながると考えています。

REWARDING

やりがい

デザイン決定までの全プロセスに、
一貫して携われる。

私の所属グループは、クルマ全体を捉えて性能・技術開発を行っている数少ない部門で、まだデザインが固まってない初期の企画段階から開発に携わります。そこから、いろいろと試行錯誤しながら要件を織り込んでいき、少しずつ形状が決まって最終的にデザインが決定するまでの全プロセスに、一貫して携われるところがこの仕事の魅力です。
また、街なかで走っているダイハツ車を見かけた時、自分が担当した機種であれば「ここにこだわったなあ」や「ここは苦労した」などといったポイントがすぐ目につくので、そこでやりがいを感じます。

私が夢見る『輝くセカイ』

映画に出てくるような
空飛ぶクルマを作りたい。

いつの日か、まだ世の中にない新しい車種を作り出すのが夢です。私は学生時代、火星で空を飛ぶための翼形状(空力)を研究していたのですが、空力を生かしたクルマで言うと、そうした映画に出てくるような空飛ぶクルマを作り出せたら楽しそうだなと思います。
また、自身の将来像ということで言うと、すでに中堅社員の領域に入ってきたので、「後輩を引っ張っていきつつ、自ら動いて判断できる」、そんなカッコいい先輩になれたらと思います。