自動搬送車(AGV)の内製開発により工場の自動化・省人化を実現する。
J.T.
2021年入社(新卒)
工学部 ロボティクス学科卒
REASON
入社理由
私が就職先を検討する際に重視していたのは「良好な人間関係」です。ダイハツの2週間のインターンシップに参加した際、技術系社員と一緒に「一つのモノを作る」というテーマで業務に取り組んだのですが、私が出したアイデアに対し、先輩社員が「それもアリだね。やってみよう!」と言って採り入れてくれました。そのことから、この会社には、誰の意見にも真摯に耳を傾ける風土があると感じ、ここなら良好な人間関係を築けると考えました。
また、インターン生である私がテーマに苦戦しているのを目にして、先輩社員が一緒に試行錯誤してくれ、その結果、一つのモノを完成させた喜びを共有できたことも、大きな入社理由となりました。ここなら、共に成長しながら達成感を共有できると考え、ダイハツを志望しました。
WORK
仕事内容
私は、工場の自動化や省人化を目指した自動搬送車(AGV)の内製開発に携わっています。AGVとは、自動で重い荷物を運搬する装置で、主に工場で使用されています。AGVを外注するのではなく内製で開発することで、導入費用やランニングコストを抑えることができます。開発にあたっては、ユーザーとなる工場の作業員の皆さんが使いやすいものになるよう、ご要望にしっかり耳を傾けるようにしています。また、操作をできるだけ簡単にすることにより、高齢の方でも扱えるように努め、高齢化社会問題に対する解決策の一つになることも意識しています。
これまでの業務の中で特に印象深かったのは、内製した新型AGVを西宮部品センターに導入した時です。私は安全機能の開発を担当したのですが、エラー発生頻度やメンテナンス性などで挙げられていた課題について飛躍的な改善が見られ、導入先の部署から「ありがとう! おかげで生産効率が上がった!」ととても感謝されました。私自身、達成感を得られたのはもちろん、自分の仕事が現場でどのように役立っているかを実感し、さらなる技術向上へのモチベーションにつながった経験でした。
POLICY
心がけていること
私が仕事で最も心がけているのは、「わからないことは何でも質問する」ことです。これは、私の重視する「良好な人間関係」を築くための第一歩だと考えています。
新入社員の頃は、自分宛の連絡が来ることはあまりありませんでしたが、共有メールなどを通じて情報を得ることはできるため、そこでわからないことがあれば、積極的に先輩社員に尋ねるようにしていました。先輩方が質問しやすい雰囲気を作ってくれたことも大きかったのですが、こうした「質問」姿勢を貫くことで、自分自身の知識習得にもつながり、また他の社員から「いろいろなことに興味を持っている人」と見てもらえるようになりました。
その結果、先輩社員から「これにも興味がある?」といったかたちでさまざまな仕事の提案をいただくことが増え、自分の学ぶ幅が広がりました。研究の場では特に、上から言われたことをただこなすのではなく、若手であろうと自ら積極的に質問や意見をすることが、イノベーションにつながると考えています。これからも、この姿勢を大切にしながら、多くのことを学び続け、成長していきたいと思います。
私が夢見る『輝くセカイ』
私の将来像は、技術者として専門性を深め、次世代の育成に貢献できる人材になることです。まず、特定の分野において専門家としての地位を確立し、最新の技術を採り入れながら常に進化を続ける技術者であることを目指しています。これにより、技術の最前線で活躍し続けることができると考えています。
さらに、自分自身が成長するだけでなく、後輩技術者の育成にも力を入れたいと思っています。私が若手社員だった頃、先輩は私の意見を聞きながら同時にアドバイスもくれる、とても面倒見の良い頼れる存在で、意見を言いやすかったのを覚えています。その時に感じたことを忘れずに、私も後輩たちの意見を吸い上げ、彼らが働きたいと思える職場環境を作りたいと考えています。
これらの目標を達成するために、今後も積極的に学び続け、技術者としてのスキルを向上させるとともに、働きやすい職場づくりにも貢献していきたいと思っています。