仲間の想いをカタチに、全ての新型車生誕の地から。
H.M.
2000年入社(新卒)
原動機械科卒
WORK
仕事内容
車両試作業務の流れは、製品企画に基づいて試作車の生産計画を立て、設計図に従って部品を調達。部品の受入れ・検品を行い、車体の溶接と精度測定を実施。その後、塗装を行い、組立に必要な部品を供給し、車両を組み立てます。最後に完成車両の検査を行い、各評価部署へ出荷します。特に先行開発段階では、自由で大胆な発想を検証することが多く、図面が無い状態から部品や車両を製作することもあるので、高度な加工技術、技能が必要となります。
こうした試作車・試作部品づくりはほぼ人の手で行うため、技能五輪にも挑戦し手加工技能の習得に日々鍛錬しています。私は技能五輪を経験後、手加工技能を活かした加工改造チームのリーダーを務めています。
REWARDING
やりがい
すべてのダイハツ車を最初に生みだす場所が、ここ車両試作部です。毎回「どんなクルマができるのか?」と、私たちもワクワクしながら取り組んでいきます。また、社内でも同じものが一つとしてないオリジナルを生み出すおもしろみもある仕事です。
ただ、そこに生みの苦しみがあるのも確かです。非常に高い要求精度や、短納期、あるいは評価段階で、問題が発生した際の原因究明など、さまざまな要求に対して「安全で、品質良く、迅速に」対応する技術力が求められます。その度に「自分たちにできるのか?」と不安になることもありますが、自分一人の力ではなく、多くのメンバーと力を合わせて難局を乗り越えられた時の達成感は、何ものにも代えがたいです。
最近では、試作車の出荷後に実験評価部門の現場を訪ね、自分たちで実際に試乗したり、評価担当者と直接コミュニケーションをとる機会も増えてきました。評価時に明らかになった問題点を改善すると「ありがとう」と感謝されることもあり、それもやりがいにつながっています。
POLICY
心がけていること
試作車は一人の力でつくれるものではありません。部内はもちろんのこと、製品企画、設計評価部門や、さらには仕入先様や販売会社様まで、社内外問わず非常に多くの仲間の力が必要となります。そこで大切にしているのが、「三方良し」の考え方。売り手も買い手も使い手も喜ぶ仕事ができるよう、気持ちの良いあいさつを基本とし、協力いただいた皆様に対しては仕事の節目ごとに「ありがとう」と感謝の言葉を伝えています。
場合によっては、お互いの現場を見学したり、仕入先様を当社の評価現場へ招いたりすることで、「ともにつくり上げる」意識を醸成し、「やる気、やりがい、モチベーションのアップ」と「品質向上」を図っています。時間のかかる取り組みですが、お願いごとをした時に「あなたが困っているなら、やるよ」と言ってくださるなど、気持ちを共有する仲間が増えているのを実感しています。
私が夢見る『輝くセカイ』
ダイハツ車を購入くださったお客様に喜んでいただける商品を、世の中へ提供することに使命を感じています。「行ったことのなかったところへ行ける」「運びたかったものを手軽に運べる」「家族を送り迎えする」「ドライブを軽快に楽しめる」「運転席に座ったまま上を見上げると星空も見える」など、クルマというモビリティがあるからこそ叶うことは、たくさんあります。それらのシーンにおいて、お客様に「このクルマがあったおかげだ」と思っていただけると、この仕事をやっていて良かったと心から思います。そのためこれからも、車両試作部の仲間とともに一丸となって開発における問題を解決し、生活のワンシーンにいつもダイハツ車があるセカイを実現していきます。