CHALLENGER’S FILE

生産技術/製造技術
技術系

立ちはだかる難しい課題を乗り越え、
未知なる領域の技術に挑戦する。

A.O.

2017年入社(新卒)

人間総合科学研究科卒

POLICY

心がけていること

お互いに助け合える関係性を築き、
多様な視点から難しい課題にアプローチ。

自動車の車体を生産する際、鋼板同士を溶接して繋ぐ必要があります。私は今、従来の溶接とは異なる新工法の開発に携わっています。その新工法が実現すれば、車体のより一層の軽量化や原価低減に繋がるとともに、高性能な車体を設計しやすくなります。
ただ、新工法の開発は容易ではなく、日々難しい課題に直面してばかりです。そんな時は、自分一人だけで解決しようとせず、それぞれの専門領域に詳しい部署のメンバーと積極的にディスカッションします。そうすることで、多様な視点から考えることが出来るようになり、課題解決に繋がります。こういった取り組みが出来るように、普段からメンバーとコミュニケーションを積極的に取り、お互いに助け合える関係性を築くようにしています。
また、机上検討と実験のバランスを上手く取ることも強く意識しています。机上検討ばかりで実験が不足すると、新たな発見に気づきにくい一方、検討不足の状態で実験ばかりを進めると、不要な実験に時間を費やしてしまいます。両方のバランスをしっかり見極め、相互サイクルを回すことで、効果的かつ効率的に開発を推進しています。

REWARDING

やりがい

自分が開発を手がけた新工法により、
クルマの乗り心地が向上。

開発業務では、簡単には解決しない難しい課題が次々と立ちはだかります。例えば、ラボで開発した技術を生産ラインで採用する為には、量産時でも安定した品質を担保する必要があります。
そのため、実際に生産ラインを現地調査し、同じ環境をラボで再現することに加え、統計学を用いた実験を行い、量産時でも安定した品質を担保出来るようにします。また、日々WEBや論文等の情報を調査・検討、さらに自らの材料力学や電気等の知識をフル活用して解決策を模索します。
そうして解決出来た時の喜びは、まさに技術者冥利に尽きます。実際、私がかつて開発を手がけた新工法によって、従来溶接出来なかった部位が溶接出来るようになり、その結果車体の剛性が上がり、乗り心地を向上させることが出来ました。このように成果を実感出来た時は、大きなやりがいを得ることが出来ます。また、ともに開発に取り組んだ仲間と開発成果を特許出願出来るところにも、魅力を感じています。

SCHOOL DAYS

学生時代の私

学生時代に一生懸命取り組んだ経験が
今の自信となっています。

学生時代は文武両道をモットーに、体育会テニス部での部活動と、研究活動に打ち込みました。部活動では、4年生の時に最終学年として部員と積極的にコミュニケーションを取って部の運営をしました。また、対戦チームの試合を偵察し、対策を自身のチームで議論することも行いました。そういった取り組みの効果もあり、関東の団体リーグ戦において自身が4年生の時に、ずっとライバルだった大学に競り勝ち、一つ上のリーグに昇格を果たすこと出来ました。
研究活動では、自分の研究分野(運動力学を用いた運動動作の研究)だけに留まることなく、他分野にまで視野を広げる為、他大学へ情報(画像解析を用いた運動動作の分析技術や知見等)を取りに行きました。その結果、様々な視点から物事を考えられるようになり、運動力学と画像解析を融合させた動作解析システムの構築まで繋げることが出来ました。また、国内だけではなく、海外の学会でも情報を発信したかった為、オンライン英会話で英語を猛勉強しました。上記の取り組みから、研究成果が認められ、国内外の学会で受賞することが出来ました。
厳しい部活動と厳しい研究活動の両方と常に向き合ってきましたが、そこから、何事も一生懸命に取り組むことの大切さや、その中で得られる楽しさを学びました。さらに、上下関係や仲間とのチームワーク、物事を論理的に考える方法も身につけることが出来ました。加えて、学生時代に一生懸命に取り組んだ経験が自信となり、仕事を任された際、「一生懸命に取り組んで楽しもう!最後までやり切ろう!」といつも思えるようになりました。
皆さんも学生時代に何か一つでも良いので、一生懸命に取り組んでみて下さい。きっと社会に出てから役に立つと思います。

私が夢見る『輝くセカイ』

ダイハツの生産技術開発を
引っ張っていく人材になる。

私が夢見る将来像は、「ダイハツの生産技術開発を引っ張っていく人材になる」ことです。
そのためには、一つの分野だけでなく複数の専門分野における深い技術力と、クルマの未来について考えられる広い視野を併せ持った技術者になる必要があると考えています。
また、生産技術開発全体のチーム力向上を目指し、後輩技術者の育成にも注力していきたいと考えています。
私自身、若手時代に、先輩社員の寄り添った指導のおかげでずいぶん成長出来ました。同様に私も後輩に対し、その人独自の価値観を尊重しつつ、技術者としてより成長してもらえるような寄り添った指導をしていきたいと思っています。
これらの目標を達成するため、広い視野で様々な技術に興味を持ち、貪欲に学び続けることはもちろん、一人ひとりに合わせた指導が出来るよう、自ら積極的にコミュニケーションと気配りを心がけていきます。
そしてみんなの力を結集して、「さすがダイハツ!」と評されるような最高の一台をカタチにしていきます。