突然やります!『ダイハツ名・迷・珍車、いらっしゃーい!』。
今からさかのぼること118年、大阪の地で生まれたダイハツにはさまざまな乗りモンや発明モンがありまんにゃわ。
今回はちょっと昔の「ほんまかいな?」的なやつ、紹介させてもらいます!
あくまで「自称」発明なんで、さらっと見てもうたらうれしーなー。
ほなよろしゅう!
楽しいなかまたち
ほないきまっせー!
大阪言うたら阪神タイガースでんな~
六甲おろしに~🎵 この曲を聞いて小躍りする皆さん、知ってまっか?
我がダイハツが、あの阪神タイガースの本拠地であり、野球の聖地・甲子園球場で活躍しとったいうことを。

1999年の公式戦からEVゴルフカーをベースに製作、白と黒の縦じまタイガースカラーに「DAIHATSU」のロゴが入ったリリーフカーが活躍してたんですわ。デザインのモチーフはヘルメット! スタンドから何か飛んできてもピッチャーを守る!というのが目的やったとかなかったとか……。カラーリングは2種類あって、1台はタイガース用、もう1台は相手チーム用っていう仕様でした~。


2006年には2代目を投入、今度は「野球ボール」がモチーフで注目度もバツグン!
お客さんからは「よっしゃ、藤川頼んだで~」の掛け声が飛びかい、大盛り上がり! ボールのデザインで室内も広く、ピッチャー陣からは大好評! 「これに乗って颯爽と登場したい!1回でも多く乗りたい」ってなコメントもうてました~。
リリーフカーいうのんは試合の、ある瞬間だけ最高に輝く名脇役、それを作らせてもらうっちゅうのはクルマ屋冥利につきますわm(__)m。

このリリーフカーはダイハツデザイン部の谷やんがデザインしたんでっせ。当時の話を谷やんに語ってもらいましょ~。
それではデザイナーの谷やんお願いします!友情出演やで~
いやー今日は呼んでもろておおきに(笑)。当時の話ができるなんてうれしいわー^^

デザインするきっかけは当時のデザイン部長(やったかな)の石崎さんから「谷やんひまか~?」と声かけられたのが始まりやったんやわ。そんなん断られへんし、おもろそうな仕事やったんで、もちろん「やります!」と返事しましたわ。
あんときはほんま、一生懸命、いっぱいスケッチ描いたんやで。大事に思うてたんは甲子園に来てくれた野球ファンの子供から大人まで喜んでもらえる、遠くから見ても分かるようにしたかったんやわ。
デザインしてる時に虎ファンの先輩にも意見聞いて、そしたら「谷やん、お客さんの喜んでるとこ想像してな、よーく自分のやりたいこと考えて、そんでデザインは洒落(シャレ)てなあかんのや」言われて……。思わぬところでダイハツデザインの心髄教えてもろて、うれしかったん覚えてる。
そのこだわったお洒落ポイントは……おーん、まあ全部なんやけどね、特に言えばタイヤのホイールやね(急に岡田前監督風、どうした谷やん?)。ホイールをボデーと同じモチーフのボールにして全体での一体感出したんと、ホイールってくるくる回るやん、ボールがころころ転がるのをイメージしたんやわ。子供さん喜びそうやん。な、お洒落やろ?


そしていよいよ渾身の一作、出来上がりました!
ほんでもって当時小学生の息子とテレビで阪神戦観とった時や、「お父さんのデザインしたリリーフカー出てくるからな~、楽しみやな!」言うて親子でテレビを凝視。当時岡田監督がピッチャー交代を告げて、いざ、いう時に……CMに入ってな(泣)、結局、見られずじまい……。翌日スポーツ新聞買うてきましたがな(笑)。
でもああやってみんなに愛された(と思うんやけど)乗りモン作れて、ほんまうれしかった^^
谷やん、貴重なお話し、おおきに!!

まだまだあるんよ、ダイハツ名・迷・珍車^^
おもろいクルマ、ありまっしゃろ!
小さいからこその愛嬌とちょっとひょうきんで、だから楽しおまんにゃわ。やっぱダイハツやな~。
ダイハツ探検隊(自称)がお送りさせてもらいました~♡
次の探検結果、楽しみに待っといてや!
この記事の登場人物
-
製品企画部
谷隅 英樹