
はじめに
2025年4月1日に行われた、ダイハツ工業の入社式。227人の新しい「なかま」を迎えたこの特別な日、大きな話題を呼んだのが、会場に流れた「ウェルカム動画」でした。日本各地、さらには海外の各拠点で働く社員たちが登場し、歓迎メッセージを元気いっぱいに届ける姿が映し出され、新入社員たちの思い出に深く刻まれるものとなりました。
まずは、そのウェルカム動画をご覧ください!
皆さん、こんにちは! インナーコミュニケーショングループ上垣内(ウエガイト) です。
動画をご覧いただきありがとうございます!
同じダイハツ社員と言えど、働く場所が違えばなかなか会うことはありませんが、新入社員を歓迎する気持ちはみんな一緒! 動画を通して、たくさんの「なかま」がつながりました!
実は、入社式にはこの動画だけでなく、新入社員を歓迎するたくさんの仕掛けがありました。今回は、入社式にかける人事部の皆さんの想い を、インタビュー形式でお届けします!
コンセプトは「愛着と前向きさ、ダイハツに入社してよかったと感じられる晴れの場」

左から、山本さん、本西さん、白井さん、中山さん

(中山さん)ありがとうございます。ウェルカム動画はデザイン部メンバーと一緒に製作したのですが、今年は特に「つながり」「ワンチーム」を意識し、海外拠点含めて全員で新入社員を歓迎するような演出に、大きく刷新したんです。

(本西さん)より親しみを感じてもらうために、年齢の近い若手社員に多く出演してもらいました。拠点によっては、ほぼ全員の方々が出演してくださったり、ドローンを飛ばしていただいたり……ダイハツの雰囲気がとてもよく伝わる動画になったと思います。
—今年の入社式は、いつもと違ったんですか?
(本西さん)そうですね、まず「現地現物」「問題解決」「誰かのために」という姿勢を、内定者研修~入社後の導入研修~研究実習までの一連の新入社員イベントを通して習得してもらうことを目指して進めていて、入社式はその一部として演出を考えてきました
(中山さん)例年の入社式でやってきたことを、もう一度「お客様=新入社員」という目線に置き換えて見直しました。

(山本さん)ただ、新しいことをするときに意見がぶつかることもありました。でも、新入社員に「ダイハツに愛着を持ってほしい、“ダイハツに入社してよかった”と思ってもらいたい」。その想いは皆同じで、新しい挑戦をあきらめることはしませんでした。
—新入社員がお客様?

(中山さん)はい。新入社員を“お客様”と捉えることで、「何のためにやるのか」という目的がはっきりし、必然的に「どう貢献するか」が決まり、結果も振り返りやすくなります。今回の入社式や研修の場でも、その姿勢が自然といろいろな改善や新しい挑戦につながったのだと思います。
—まさに「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」というダイハツの使命ですね!
ダイハツらしい入社式でワンチームに!

—ところで新入社員の皆さん、同じストラップをかけていますね?

(本西さん)そうなんです! 「同期のつながり」そして「ダイハツへの愛着」を持ってもらいたいという願いを込めて、おそろいのストラップを作りました。ストラップには、内定者研修で新入社員自らが考えた「Start Our Engine」の文字を入れています。デザイン部でストラップの意匠案をいくつか制作してもらい、みんなでこの案に決めました。同期の合言葉として、「なかま」と共に、ずっと大切にしてほしいと思います。
—具体的に入社式の計画で苦労されたところはありますか?
(中山さん)今回初めて、ダイハツの過去~現在までのクルマを並べる演出を取り入れました。これは「新入社員にダイハツの歴史を感じてもらいたい」という社長・井上さんのアイデア。

(白井さん)この演出をカタチにするのは大変でしたが、本当にたくさんの方の協力をいただき実現することができました。
(白井さん)古いクルマを移動させるのは雨や油漏れなど制限も多く、また、社内に10台ほどのクルマを並べられるスペースは限られています。
そんなときに、ダイハツ工業本社裏にある「池田第2工場」の活用アイデアが! ダメ元で工場長に頼んだところ、快くOKをいただきました。
そこはダイハツ初の軽乗用車“フェロー”やトヨタとの協業第1号“パブリカ”を生産した地で、ダイハツの歴史を感じられる絶好の場。そこで“ミゼット”をはじめ、海外で活躍する“ヤリスクロス(インドネシア)”、そして最新の技術が詰め込まれた“ロッキーハイブリッド”という、それぞれの時代を彩ったクルマたちが輝く、ダイハツらしい入社式になりました。




(白井さん)さらに当日は、入社式が執り行われた本社大ホールから、車両展示した池田第2工場までの移動ルートで、先輩社員たちにハイタッチでお迎えをしてもらいました。急な声掛けにもかかわらず、150人を超える人たちが集まってくれたんです! 新しくダイハツに入社した「なかま」を歓迎したい、そんな想いで溢れていました。
いつかは、新入社員が“お客様の喜び”をつくる人に……
—歓迎された新入社員が迎える立場になったとき、“もっと喜ばせてあげよう!”というプラスのサイクルになるといいですね。そんな人たちを巻き込んで企画したら、どんどん良くなっていくと思いました。

(本西さん)そうですね。「手伝いますよ」って言ってくれる新入社員もいて、とても嬉しいです。実は導入研修最後のカリキュラムが、「入社式を改善する」という課題なんです。もしそこで、より良いアイデアが出れば、ぜひ取り入れたいと思っています(笑)。
—最後に、新入社員の「なかま」へメッセージをください!

左から白井さん、本西さん、山本さん、中山さん
(中山さん)常にお客様は誰かを考え、誰かのために、知恵を絞って、諦めず、とことんやり切れる人材になってほしい! 君たちなら絶対になれる!!
入社式の様子(ぜひ動画をご覧ください!)
この記事の登場人物
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人事部人材開発室教育グループ
中山 亮
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人事部人材開発室教育グループ
本西 啓一郎
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人事部人材開発室教育グループ
白井 智仁
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人事部人材開発室教育グループ
山本 しおり
—ウェルカム動画、とても素敵でした!