HIJET 60th Thank you

HIJET 60th Thank you

1960年11月。
高度経済成長期の幕開けとともに、
ハイゼットは、ダイハツ初の軽四輪自動車として
その一歩を踏み出しました。

それから60年。

田んぼのあぜ道から下町の路地にいたるまで、
さまざまな荷物を積み続けることで
働く人びとの「相棒」として、ご愛用いただいてきました。

いまでは、働くクルマの枠を超え、
買い物など、いつもの暮らしの中でも、幅広く使われやすい一台へと進化しています。

これまでも、これからも。
安全・安心・快適さを備えた、頼れる「相棒」として、
全国津々浦々、お客様の暮らしに寄り添いながら走り続けていきます。

ニッポン隅々、走り続けて60年
支えていただいたお客様へ、感謝の想いを込めて。

60th Thank you
2代目 Truck
5代目 Van

WHAT'S HIJET ハイゼット生誕60周年 過去、現在、未来

 2020年に発売60周年を迎えたダイハツの軽トラック・バン「ハイゼット」。働く人々の“頼れる相棒”として日本全国津々浦々で日々活躍している「ハイゼット」とは!? その成り立ちと歴史、将来に迫ります。

田んぼのあぜ道など狭い道路で活躍
田んぼのあぜ道など狭い道路で活躍

 軽トラックは主に農業や漁業、軽バンは配送業や建設業、小売業などで活躍しています。最近では買い物や送迎など、日常用途で使う方も増えており、日本の暮らしに根付いた存在です。
 日本の道路の約85%が、道幅平均3.9メートル以下の市町村道であり、田んぼのあぜ道や下町の路地など、軽自動車でないと通りにくい道がたくさんあります。そのような日本にぴったりの働くクルマとして、お客様の暮らしとともに歩んで来たハイゼットについて、ご自身も幼少期にご実家で初期のハイゼットを使われていたという、自動車ジャーナリストの片岡英明さんに、思い出も交えながら語っていただきました。

ダイハツの誕生とオート三輪「ミゼット」の大ヒット

 ダイハツ工業は、1907年に設立された長い歴史を誇る自動車メーカーです。黎明期から高性能なエンジンを開発し、その高い技術力は2021年の今にも受け継がれています。戦前から戦後の高度成長期まで、オート三輪と呼ばれる三輪トラックの分野で、リーダーとして市場を牽引してきたのがダイハツです。

ミゼット発売時のキャンペーンの様子
ミゼット発売時のキャンペーンの様子

 その集大成モデルが、1957年(昭和32年)に送り出した小さな働き者「ミゼット」です。オート三輪の高い機動性を軽自動車サイズのなかで実現し、日本の景色を変えました。それまでは自転車やオートバイで小口配送していた零細企業や町の商店主などは、キビキビと走り、荷物もたくさん積めて価格も手ごろなミゼットに魅せられたのです。だから大ヒットし、全国、至るところでミゼットが活躍していました。
 そしてニッポンの高度経済成長の担い手となり、八面六臂の活躍を演じたのが、日本独自のカテゴリーとして生まれた軽自動車です。実用車から高性能なスポーツモデルまで、数多く出現しました。ボク(筆者)が子どものころ、ヒーローを演じていたのは軽乗用車ではなく働く軽商用車でした。実用性の高いミゼットは魅力的ですが、三輪なので操縦安定性は今一歩だし、エンジンの真上にまたがって運転するので快適ではなかったのです。こういった欠点に不満を持つ人たちのために開発され、送り出されたのが四輪の軽商用車でした。

三輪「ミゼット」から四輪「ハイゼット」へ 頼れるパートナーとして活躍
初代ハイゼット工場からのラインオフ式典
初代ハイゼット工場からのラインオフ式典
初代ハイゼットバン
初代ハイゼットバン

 1960年はテレビのカラー本放送が始まり、インスタントラーメンが売り出された年です。この年の11月、ダイハツは軽四輪商用車の「ハイゼット」を発売しました。最初は乗用車感の強いボンネットを備えた軽四輪トラックを送り出しました。ボクが子どものころ、近所の電気屋さんがハイゼットにテレビや洗濯機などを積み、狭い横丁を右から左へ、路地から路地へと軽やかに走っていったのを鮮明に覚えています。
 私事で恐縮ですが、商売をしていたボクの実家にも初代のハイゼットがありました。ライトバンを買い、肉やハムなどの配送に使っていたのです。オート三輪のときから技術レベルが高く、耐久信頼性も秀でているダイハツの軽ライトバンだったから、父はハイゼットを選びました。ボクは毎日のように助手席に乗り込み、配送に付き合ったものです。ハイゼットは荷物をたくさん積んでも力強い走りを見せたのが印象に残っています。次に買ったのはキャブオーバータイプになった2代目のハイゼットでした。これはパッケージングが素晴らしく、納車されたときには荷室の広さに目を丸くしたものです。
 軽商用車のハイゼットは、日常の生活に根ざした頼りになるパートナーでした。相棒のような存在だったように思います。狭い道をスイスイと走り、小回りがきくことにも感心したものです。優れた機動性を発揮し、燃費もいいから商店主や運送業などの小口配送にはもってこいだったのでしょう。

様々なバリエーションの誕生や軽自動車規格変更へ対応
1982年に登場した4WDシリーズ農用仕様の「クライマー」
1982年に登場した4WDシリーズ農用仕様の「クライマー」

 その後もハイゼットは進化を続けます。強い印象を与えたのは6代目で、バンはハイルーフを主役とし、乗用車感覚のアトレーが設定されました。トラックにはキャビンを広げたジャンボも加わっています。卓越した走破性能を誇る4WDモデルの投入も衝撃でした。
 1994年に登場した8代目はクラス最大のキャビンスペースを誇り、操縦安定性と静粛性も大きく向上させました。時代の要求に合わせてAT車を大幅に増やし、途中からは3気筒エンジンも高性能なDOHCになります。1999年1月には安全性向上を主眼とした軽自動車新規格に合わせてモデルチェンジを行い、バンはセミキャブスタイルを採用した一方、トラックは従来の小回りの利くフルキャブスタイルを踏襲し、その後16年もの長きにわたり、第一線で活躍しました。

ハイゼットの今と未来
予防安全装置「スマートアシスト」
予防安全装置「スマートアシスト」
東京モーターショーに出展した次世代トラック「TsumuTsumu」
東京モーターショーに出展した次世代トラック「TsumuTsumu」

 長寿を誇ったトラックは2014年秋にモデルチェンジし、2017年以降はカーゴとともに予防安全機能の「スマートアシスト」を採用するなど、安全装備を充実させています。そして2020年11月、ハイゼットシリーズは誕生から60年を迎えました。最近はアウトドアブームですし、レジャーに使う人も多いようです。キャンプやマリンスポーツのパートナーとして使っている人やカーゴを改造してキャンパーのようにして使っている人も増えています。
 また、2019年10月、東京モーターショーのダイハツブースに、農業用ドローンの発着基地を積んだ軽トラックの次世代モデル「Tsumu Tsumu(ツムツム)」が登場しました。高齢化が進む農業の世界で、農薬散布や発育確認を自動で行うドローンの存在感が高まっていますが、その基地として軽トラはまさに最適。ダイハツらしい興味深い提案です。
 一方、自動車業界で電動化は世の流れです。ハイゼットもパワートレインの技術革新に積極的に取り組み、走行性能だけでなく快適性や安全性を向上させていくはずです。時代のニーズに合わせて進化し、頼もしいパートナーとしての存在感を示す、ハイゼットの未来に期待したいと思います。

著:自動車ジャーナリスト 片岡 英明

8代目 Van
10代目 Truck

HISTORY OF HIJET 誕生60周年を迎えたHIJETの歴史

1950年代
  1. 1953テレビの本放送がスタート
  2. 1954マリリン・モンローが来日
  3. 1957日本観測隊が南極大陸に初上陸
  4. 1958東京タワーが完成
ミゼット
1957

ミゼット
※ハイゼットの源流モデル

1960年代
  1. 1960カラーテレビ放送開始
  2. 1964東京五輪開催
  3. 1966ビートルズが来日
  4. 1968川端康成がノーベル文学賞を受賞
初代
1960

初代

  • Truck
  • Van
  • 2代目 Truck
    1964

    2代目

  • 2代目 Van
    1965

    2代目

  • 3代目 Truck
    1968

    3代目

  • 3代目 Van
    1968

    3代目

1970年代
  1. 1970大阪万博開催
  2. 1974セブンイレブン第1号店開店
  3. 1977王貞治がホームラン世界新記録(756本)達成
  4. 1978池袋に「サンシャイン60」が開館
  5. 1979東京サミット初開催
  • 4代目 Truck
    1971

    4代目

  • 4代目 Van
    1972

    4代目

  • 5代目 Truck
    1977

    5代目

  • 5代目 Van
    1977

    5代目

1980年代
  1. 1983東京ディズニーランド開園
  2. 1985阪神タイガースが初の日本一に
  3. 1987国鉄分割民営化で「JR」誕生
  4. 1988青函トンネルが開通
  5. 1989消費税導入
  • 6代目 Truck
    1981

    6代目

  • 6代目 Van
    1981

    6代目

  • 7代目 Truck
    1986

    7代目

  • 7代目 Van
    1986

    7代目

1990年代
  1. 1992東海道新幹線のぞみ運行開始
  2. 1993Jリーグ開幕
  3. 1995阪神・淡路大震災発生
  4. 1998長野冬季五輪
  5. 1999iモードサービス開始
  • 8代目 Truck
    1994

    8代目

  • 8代目 Van
    1994

    8代目

  • 9代目 Truck
    1999

    9代目

  • 9代目 Van
    1999

    9代目

2000年代
  1. 2002日韓ワールドカップ開催
  2. 2005愛・地球博開催
  3. 2008リーマンブラザーズ経営破綻
  • 10代目 Van
    2004

    10代目(現行モデル)

2010年代
  1. 2011東日本大震災発生
  2. 2012東京スカイツリーが開業
  3. 2019令和へ改元
  • 10代目 Truck
    2014

    10代目(現行モデル)

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