2005年10月31日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業(株)は、福祉車両「フレンドシップシリーズ」に、軽自動車の「アトレー スローパー」と「タント フロントシートリフト」の2車種を新設定し、11月28日から全国一斉に発売する。
福祉車両は、高齢化や障害者の方々の社会進出などが進み需要が拡大、毎年10%以上の伸び率を示している。その中でダイハツの「フレンドシップシリーズ」は、コンパクトなボディサイズによる取り回しの良さや経済性・利便性などが高く評価され、2004年度のダイハツ軽自動車福祉車両の販売台数は4,217 台、全軽福祉車両の44.4%のシェア*を獲得している。
*ダイハツ調べ
「アトレー スローパー」は、軽乗用車「アトレーワゴン」をベースに、車両後部に折りたたみ式のスロープを搭載。電動ウインチ式昇降装置とスロープによりバックドアから車いすごと楽に乗降が可能。
また「タント フロントシートリフト」は、軽乗用車「タント」をベースに、助手席に電動で回転、車外にスライドするシートリフト機構を搭載。大きなフロントドア開口との組み合わせにより、より容易な乗降を実現した。
「アトレー スローパー」車両概要
折りたたみ式スロープと電動ウインチ式昇降装置により、バックドアから車いすごと楽に乗降が可能
広々室内空間により、前後寸法の大きな車いすでもゆとりある乗車を実現するとともに、質感の高い内装やリヤヒーター標準装備など、快適な室内空間を実現
メーカーオプション設定の折りたたみ補助シート装着時には、4名乗車(前席2名、補助シート1名、車いす1名)が可能(リヤシートレス仕様、福祉タクシー仕様)
車いすの方が乗車されない時は、4人乗り乗用車として使用可能な「リヤシート付仕様」も設定(2006年2月発売予定)
「タント フロントシートリフト」車両概要
スイッチ操作で助手席が回転し、車外へスライドしながら下降。着座位置が低くなるため一段とスムーズな乗降を実現
約90°開きの大開口フロントドアと広々とした室内空間により、長身の方でもスムーズに乗降でき、快適な移動が可能
コンパクトなシートリフト機構の採用により、リヤシートのフラット格納などベース車と同様の使い勝手を実現
助手席の回転・昇降操作が手元で可能な「ワイヤレスリモコン」、着座姿勢をしっかりサポートする「胸部固定用ベルト」をメーカーオプション設定
メーカー希望小売価格
アトレー スローパー
[単位:円]
駆動 | エンジン | グレード | トランスミッション | 価格※1 | |
---|---|---|---|---|---|
2WD | 660cc 3気筒NA |
リヤシートレス仕様 | 3AT | 1,660,000 | |
福祉タクシー仕様 | 3AT | 1,661,000 | |||
リヤシート付仕様※2 | 3AT | 1,695,000 | |||
4WD | 660cc 3気筒NA |
リヤシートレス仕様 | 3AT | 1,780,000 | ★ |
福祉タクシー仕様 | 3AT | 1,781,000 | |||
リヤシート付仕様※2 | 3AT | 1,815,000 |
★写真掲載
※1 消費税は非課税、価格にリサイクル料金は含まず
※2 リヤシート付仕様は2006年2月発売予定
タント フロントシートリフト
[単位:円]
駆動 | エンジン | トランスミッション | 価格※ | |
---|---|---|---|---|
2WD | 660cc3気筒NA | 4AT | 1,320,000 | |
4WD | 660cc3気筒NA | 3AT | 1,413,000 | ★ |
★写真掲載
※ 消費税は非課税、価格にリサイクル料金は含まず