2004年05月31日
ダイハツ工業株式会社
ダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ)は、福祉移送サービス支援システム「フレンドシップi(アイ)システム」を本日より発売する。
福祉移送サービスは民間介護事業者、自治体、社会福祉法人、NPO(非営利組織)等が主体となり、移動に介護の必要な利用者(乗客)を自宅から病院等に送迎する。一般的には車いす等での搭乗が可能な福祉車両を複数台使用し、乗車時間・距離等で課金される。
ダイハツはムーヴ等をベースとした福祉車両ラインナップ「フレンドシップシリーズ」を有しており、軽自動車ベースの福祉車両を年間約4,700台販売(2003年度実績)、年間約9,800台の同市場のなかで50%近いシェアを誇る。この実績を生かし、主要ユーザーである福祉移送サービス事業者のニーズに合ったシステムを開発した。
今回ダイハツの開発した「フレンドシップiシステム」の主な特長は以下の通り。
予約の受付から乗車後の料金計算までをインターネットおよびパケット通信を通じて処理。専用ソフトウェアを必要とせず、市販のPCでシステムを利用できる。
降車時に料金・距離を算出。車載プリンタを通じその場で明細が出力できる(利用者および運転者の控え用)。また利用実績データは車両から管理用サーバーへと送信され、月末時の料金請求等にもそのまま活用できる為、福祉移送サービス事業者の事務効率化の課題であった「手書き・手入力での利用(運行実績)日報作成」の負担を大幅に軽減できる。
GPS(衛星航法システム)の採用により各車両の位置確認が可能。大規模な福祉移送サービス事業で効果を発揮。
なお、本商品に関する福祉移送サービス事業者の皆様からのお問合せは、当社ITS企画室(電話 072(754)3358 )までお願いいたします。